早乙女太一「劇団朱雀」復活興行の詳細発表 木村了やゴールデンボンバー 喜矢武豊も出演

 2015年に解散した大衆演劇「劇団朱雀」(げきだんすじゃく)の復活興行の詳細が発表された。

 「劇団朱雀」は、早乙女太一が二代目座長を務める劇団で、今回の復活興行では総合プロデュース、脚本、演出、振付、出演まで行う。公演は三部構成となり、一部は女形の早乙女による舞踊ショー、二部は日替わり芝居、三部は全員出演による舞踊ショーを披露する。日替わり芝居の脚本は、劇団☆新感線座付き作家・中島かずき、劇団・扉座の主宰・横内謙介、劇団「柿喰う客」主宰・中屋敷法仁が担当。それぞれ大衆演劇は初挑戦となる。

 キャストには、早乙女太一の実弟・早乙女友貴をはじめ、劇団朱雀の早乙女太一公演では常連となるベッド&メイキングス主宰の富岡晃一郎、つかこうへい作品で知られる久保田創、小川智之などが集結。さらに『薄桜鬼〜新選組炎舞録〜』で早乙女と共演した木村了も出演するほか、大阪・札幌公演では音楽活劇『SHIRANAMI』で共演した喜矢武豊(ゴールデンボンバー)の出演も決定した。

早乙女太一 コメント

2015年に解散を決めた理由は、劇団があると一年間がほぼ劇団の公演で終わってしまい、自分を含め座員はそれぞれの挑戦や、外部の公演に出る機会がほとんど得られなかったからです。座員のみんなにも自分と同じように外の世界の広さを知ってもらいたかった。自分が外に出て実感できたことをみんなにも経験してもらい、自分自身も新たに挑戦したかったので一度解散をしてそれぞれ外の世界を経験してまた集まることを決めていました。

再結成は自分の中で大体5年ぐらいという目安がありましたが、期間が過ぎる中でいろいろ考え、なによりも自分たちを応援し、観に来てくれていたお客様たちが年配の方が多く、その方たちが見に来ていただけるうちにやることが一番大切だと思い、今回再集結しようと決断しました。

演出としては今まで自分がやってきた大衆演劇をベースにそのままやるのではなく、知らない方にも見やすいように自分なりにアレンジをしたいと思っています。大衆演劇は何百本とある演目の中から選んで上演する毎日で、事前に稽古をすることがないので、改めて新しものを一から作ろうと思い、脚本家の方3名に1作品ずつお願いしました。自分が思う大衆演劇の魅力はその瞬間に作り上げるものだと思うので何度見に来ても楽しんでもらえるように、その日・その瞬間にしかないものを作り上げたいと思っています。

復活公演は、自分のできることを全て詰め込んだ作品になります。今まで一度も見たことがない、触れたことがない方にも是非見届けてもらいたいです。

■公演情報
『劇団朱雀 復活公演』
総合プロデュース・演出:早乙女太一
脚本:中島かずき・横内謙介・中屋敷法仁/早乙女太一ほか
出演:早乙女太一、早乙女友貴、富岡晃一郎、久保田創、安田桃太郎、小川智之、岩崎祐也、藤原儀輝、関根アヤノ、高畠麻奈、重咲なお、鈴花あゆみ、鈴花奈々、千葉さなえ、蓮城まこと、葵陽之介、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)<大阪公演・札幌公演のみ>、木村了ほか
※安田桃太郎、千葉さなえ、蓮城まこと…岐阜公演の出演なし
チケット一斉発売日:7月27日(土)10:00〜
主 催:LDH JAPAN
公式サイト:https://www.gekidan-sujaku.com
公式Twitter:@gekidan_SUJAKU

関連記事