『インハンド』山下智久の脳裏にフラッシュバックする辛い記憶 深まる紐倉の義手の謎
山下智久が主演を務めるドラマ『インハンド』(TBS系)が、5月3日に第4話を迎えた。第3話では、「紐倉の過去に関わる重要人物を演じる」と発表されていた松下優也が登場し大きな話題となったが、今週はその過去を軸にストーリーが展開されていく。
物語のメイン舞台となるのは、国際的な製薬会社の日本法人「セクメト・ジャパン」。そこは、紐倉の助手を務めていた入谷廻(松下優也)が過去に働いていた会社だった。セクメトの鍋島智樹(山中崇)は、紐倉の現在の助手・高家春馬(濱田岳)に「よくあんな男の助手なんかできますね。あの男は人殺しなんです」と昔話を始める。
5年前、鍋島と入谷はセクメトで研究を行っていた。入谷は若くして優秀な科学者であったが、紐倉が引き抜き、彼はセクメトを辞めることに。紐倉は感染症や病原体の研究をするため、入谷をアメリカのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)に移籍させる。しかし、普通の研究で満足できない紐倉はCDCに内緒で東南アジアの村を舞台に危険な実験を行っていた。噂を嗅ぎつけたアメリカ陸軍が、紐倉を調査し始めるが、それをいち早く察知した紐倉は全ての責任を助手の入谷に押し付け、陸軍の厳しい追及に耐えきれなくなった入谷は自殺してしまった、というのだ。
紐倉の過去については、内閣官房サイエンス・メディカル対策室の御子柴隼人(藤森慎吾)が、牧野巴(菜々緒)に新たな情報として報告するというのがドラマ終盤のお決まりになりつつあるが、今回もまた御子柴が活躍する。英字新聞に載っているのは、「東南アジアの村が消えた!?」「危険な実験をしていた日本人科学者Hとは?」「助手が謎の自殺!」「追い込んだのはHか?」というもの。その直後に、シーンは紐倉の脳裏にフラッシュバックする入谷との映像に変わる。屋上らしき場所で入谷を追いかける紐倉。手を伸ばすも届かず、そこには血痕が飛び散っている。ほかにも、物語中盤には「入谷」と聞いた紐倉は、ここでもフラッシュバックを起こしており、その中で入谷は「紐倉! I hate you!」と叫んでいる。第4話では、入谷の死を巡る真実、そして紐倉の義手にまつわる謎が一気に明らかになった。