横浜流星と飯豊まりえが遠くを見つめる 『いなくなれ、群青』場面写真公開

 横浜流星主演映画『いなくなれ、群青』の場面写真が公開された。

 本作は、4月26日にシリーズ完結巻が刊行される、河野裕の累計発行部数80万部の人気小説『いなくなれ、群青』を実写映画化する青春ミステリー。悲観主義の七草と、理想主義の真辺由宇の根本から矛盾し合っている2人が、階段島で再会を果たす。奇妙だけれど平和で安定した生活を送る住民たちの日常は、真辺由宇の登場によって大きく動き始める。奇妙な島、連続落書き事件、そこに秘められた謎……。どうして、ここにいるのか、彼女はなぜここに来たのか。やがて明かされる真相は、青春に残酷な現実を突きつける。

 ミステリアスな雰囲気を身にまとう七草を横浜が演じ、誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女・真辺由宇役を飯豊まりえが務める。アメリカの高校在学中の2001年に、短編映画でバッカイフィルムフェスティバルのオハイオ州優秀賞を受賞し、帰国後、カメラマン・映像監督として活動してきた柳明菜が監督を務めた。

 公開された場面写真は、意味ありげに切ない表情で佇む2人と、さらに遠くを見つめる七草と真辺由宇を写した2枚。なお、横浜、飯豊、柳監督のコメントも公開された。

横浜流星 コメント

世界観が幻想的で素敵で、ミステリーだけどファンタジー要素も含まれているところに惹き込まれました。
何より10代に感じる繊細な心情や言葉や表現に魅了され、2人の恋よりも純粋な関係に温かく愛おしい気持ちになれる作品です。
僕が演じる七草は、真辺との再会をきっかけに島の謎や事件に関わっていくことになります。
その中で色々な感情に駆られますが、感情を表に出さない少年です。
七草と真辺の空気感を大切に、七草の繊細さを丁寧に演じました。

飯豊まりえ コメント

わたしが演じさせていただいた真辺由宇は、階段島という異質な閉鎖的空間の中で、唯一、島から出ることに立ち向かおうとする理想を強く持ち、自分の気持ちに正直で素直な女の子です。
人が成長していく過程で忘れてしまうもの。記憶から捨ててしまうもの。誰しもが必ずは経験があると思います。
この作品に出会ってくださった方の中にある「忘れられない捨てたい記憶」
それら、自分の弱い部分を許して受け入れるきっかけになりますように。

柳明菜監督 コメント

映画化するにあたり、この作品独特の世界観を大切にしたく、脚本を作る上ではセリフ回し、撮影に向けてはロケーションや映像面での挑戦が多い作品でした。
七草を演じる横浜流星さん、真辺を演じる飯豊まりえさん、お二人の空気感とエネルギーに加え、熱量の高い役者陣によって、純度の高い作品に仕上がったと感じています。

■公開情報
『いなくなれ、群青』
9月、全国ロードショー
原作:河野裕『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)
出演:横浜流星、飯豊まりえ
監督:柳明菜
配給:KADOKAWA/エイベックス・ピクチャーズ
(c)河野裕/新潮社 (c)2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会
公式サイト:inakunare-gunjo.com

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