『レゴ(R)ムービー2』監督、続編制作のきっかけを語る 「僕たちが続編を作るとは思わなかった」
3月29日公開の映画『レゴ(R)ムービー2』のマイク・ミッチェル監督、アニメーション監督を務めたトリシャ・ガム監督のインタビューが公開された。
本作は、2014年に公開され、全世界興行収入500億円の大ヒットを記録した『LEGO(R) ムービー』の最新作。2月8日に全米で封切られ、オープニング3日間で初登場No.1のヒットを記録した。
物語の舞台は、前作のブロックシティが襲われた恐ろしい事件から5年後の、街の秩序が崩壊し、ボロボロシティとなってしまった世界。いつでも明るくちょっぴりおバカなエメットの前に、突如謎の宇宙人が現れ、ルーシーとバットマンをはじめとする仲間たちを連れ去ってしまった。大切な仲間たちと“フツー”の日常を取り戻すため、エメットはひとり地球を飛び出し超フツーじゃない宇宙へ。またもや“選ばれし者”になったエメットの戦いは、前代未聞の領域へ突入する。
ミッチェル監督は「僕たちが続編を作るとは思わなかったんだ。なぜなら『レゴ(R)ムービー』が僕のお気に入りで、パーフェクトなエンディングだったから」と、思わぬ起用に驚きと重圧を感じたと明かし、「だけどフィルとクリスが上げてきたストーリーを読んだ時に、前作を超える見事な進化が描かれていた。前作のエンディングが、続編である僕らの映画の始まりになったんだ」と、前作の監督を務めたフィル・ロード＆クリストファー・ミラーの手腕に脱帽したという。
『レゴ(R)バットマン ザ・ムービー』でアニメーターとして参加し、米・バラエティ誌の選ぶ“注目のアニメーター・トップ10”の1人にも選定されたガム監督は、「女性キャラクターをもっと登場させ、その一人ひとりをユニークな存在にしたかった。それぞれ異なる目標、感情、強さ、そして関心事をもたせてね」と前作と本作の明確な違いについて語った。
また本作では、前作で活躍したルーシー、ユニキャットにひけをとらない女性の新キャラクターが際立っており、『スター・ウォーズ』シリーズのダース・ベイダーの様なボイスチェンジャー付きのヘルメットを被り、ハート型の爆弾といった可愛らしい武器で、エメットたちが住むボロボロシティを突如襲うメイへム将軍、さらにシスター星雲の女帝であり、何でも姿・形を変えることができるわがまま女王といった女性キャラが、本作をハチャメチャな展開へと導く厄介な存在かつ、本作の秘められたメッセージを伝道してくれるキーマンとして登場するとのことだ。
前作で流れた楽曲「Everything Is AWESOME!!!」は、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされ話題を集めたが、本作ではそれを超える新たな楽曲「Catchy Song」が大画面のスクリーンで再生される。あのクリス・プラットが「耳から離れない曲だ」と断言する楽曲を聞いた時の印象について、ミッチェル監督は「自分の頭の中から決して出ていかないと感じたよ。どうやって頭の外に出せるかわからないよ」と笑顔で語り、ガム監督も「私は家でずっと歌っていたの。まだ映画を見ていない私のフィアンセが、『Catchy Song』を歌いだしたの！ 私が“どうしてその歌を歌えるの？”と聞いたら、彼は“君がその曲を何度も何度も歌うので覚えてしまった”と言っていたの（笑）」と、婚約者とのエピソードを語った。
最後にミッチェル監督は「クレイジーなアクション満載で、唯一無二のキャラクターたちが大勢登場する。そして、あらゆる世代が感情移入できる、クリスとフィルならではの、突拍子もないコメディが楽しめるんだ」と語り、インタビューを締めくくった。
■公開情報
『レゴ(R)ムービー2』
3月29日（金）全国ロードショー
監督：マイク・ミッチェル
脚本：フィル・ロード、クリストファー・ミラー
声の出演【字／吹】：エメット&レックス・デンジャーベスト役：クリス・プラット／森川智之、ルーシー／ワイルドガール役：エリザベス・バンクス／沢城みゆき、バットマン役：ウィル・アーネット／山寺宏一
配給：ワーナー・ブラザース映画
(c)2018 WARNER BROS. ENTERTAIMENT INC.
公式サイト：www.legomovie.jp
