ローレンス・フィッシュバーンらがクリント・イーストウッドを追い詰める 『運び屋』本編映像

 3月8日公開の映画『運び屋』より、本編映像が公開された。

 本作は、史上最年長の運び屋を追うDEA(麻薬取締局)の懸命な捜査が交錯するサスペンス。クリント・イーストウッドが監督・主演最新作で演じるアール・ストーンは、毎月100キロ以上のドラッグを運んだとされる “伝説の運び屋”。巨大麻薬組織からも一目置かれ、全米の警察が必死でその正体を追うが、謎に包まれた凄腕の男はなかなか捜査線上に浮上しない。

 “伝説の運び屋”を追う麻薬取締局の捜査官たちには、イーストウッドと二度目のタッグとなる演技派俳優たちが顔を揃えている。『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパーが敏腕捜査官コリン・ベイツを演じ、イーストウッドと初共演を果たした。ベイツとバディを組むトレビノ捜査官には、『ミリオンダラー・ベイビー』のマイケル・ペーニャ、捜査官たちを指揮する主任特別捜査官を、『ミスティック・リバー』のローレンス・フィッシュバーンが演じている。

『運び屋』本編映像

 公開された映像は、1度に大量のドラッグ麻薬を運ぶ“凄腕の運び屋”アールの正体を追うベイツ捜査官が、粘り強い捜査の末とうとう運び屋のしっぽをつかむ場面。シカゴ局DEA捜査班に着任したばかりのベイツは、事件解決を目指しているだけでなく、上司に自分の能力を証明し昇進を狙っている。映像は、フィッシュバーン演じる主任特別捜査官が、上層部と電話越しに会話する場面から始まる。電話を終えると、入り口にはベイツ捜査官の姿が。「何だ?」と問われると、「凄腕の“運び屋”が搬送中。ルートと黒い車ということが判明」と資料を振りかざし報告を始める。

 「なぜ分かった?」と問う主任捜査官に「盗聴です。55号線を走る黒のトラック」と車の位置と色までも特定済みであることを報告する。さらに麻薬受け渡しの到着時間について「午後9時。5時間後です。警察に該当車両を止めさせ、組織が知る前に逮捕を」と提案。「毎月100キロ以上、シカゴへ運んでる奴か? 100キロは膨大だ。通常の押収は、毎月5キロほど」と、たった1人の運び屋が、如何に大量のドラッグを運んでいたのかがわかる。千載一遇のチャンスを逃したくないベイツは「作業を実行しても?」と畳みかけると、「よし、摘発につなげろ、ベイツ捜査官」と任務実行の許可が降りる。

■公開情報
『運び屋』 
3月8日(金)全国ロードショー
監督・出演:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
出演:ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
公式サイト:www.hakobiyamovie.jp

関連記事