北川景子と松田翔太、対照的な行動で示す“思いやり” 『家売るオンナの逆襲』ネカフェ難民と孤独死

 北川景子主演ドラマ『家売るオンナ』の続編となる『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)。三軒家万智(北川)のライバルかつ足立(千葉雄大)の恋の相手(?)として新たに登場した留守堂謙治(松田翔太)が、本作のキーパーソンとなりそうだ。第1話でのYouTuberの登場など、現代の文化や社会問題を切り口に物語が展開され、第2話では「ネットカフェ難民」「孤独死」がテーマとなった。

 庭野(工藤阿須加)は、ネットカフェに宿泊する客を目にして「貧しいから」という理由で「ああいう人たちも哀れですよね」と言っていた。そして偶然、ネットカフェで会ってしまったお客である神子巴(泉ピン子)に「ここにいる人たちは哀れです。帰りましょう」と告げるのだ。

 だが、そこで颯爽と登場した留守堂は「少しも哀れじゃないですよ」と庭野の認識の誤りを指摘する。ネットカフェで暮らす人には、それぞれに事情がある。交際中の彼を信じて待つ203号室の女性、毎日変わる工事現場に近い所に泊まったほうが都合がいい306号室の日雇いの男性。神子も住んでいたアパートが取り壊しになり、代わりの住処を探していたが、「孤独死されたら困る」と部屋を貸してもらえず、たどり着いた先がネットカフェだった。

 はじめは家を貸してくれないのではと、購入を考えていた神子だったが「家を買っても1人で住んでたら孤独死」ということに気づく。「ここだったらいつも人がいるし、店の人も気に掛けてくれる」。神子がネットカフェで暮らす理由は「人の存在」だった。2人の話を聞いた庭野は、神子のためになりたいと介護サービスが充実した老人ホームを紹介する。しかし、スタッフから赤ちゃんを相手にしたような口調で話しかけられた神子は「年寄りばかにすんじゃないよ、普通にしゃべれ!」と怒り、「こんな年寄りと一緒じゃなくていろんな人と生きて行きたいのよ!」と、誰かの世話になる環境で暮らすことは拒むのだ。

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