やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明が、三吉彩花主演『ダンスウィズミー』に出演

 三吉彩花が主演を務める2019年夏公開予定の映画『ダンスウィズミー』の追加キャストが発表された。

 本作は、『スウィング・ガールズ』『ハッピーフライト』の矢口史靖監督によるミュージカルコメディ。催眠術によって、ある日突然、音楽を聴くと、いつでもどこでも、歌わずに、踊らずにいられないカラダになってしまった一流商社のOL・鈴木静香が、術を解いてもらうため、仕事もお金も失いながら、催眠術師を探して日本中を駆け巡る模様を描き出す。歌とダンスができる約500人の応募者の中から選ばれた三吉が、ミュージカルシーンすべての歌とダンスを吹き替えなしで務め、主人公の鈴木静香を演じる。

 今回追加キャストして発表されたのは、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明の5名。やしろは、催眠術師のサクラとして舞台上で催眠術に掛かったフリをする斎藤千絵役、本作で女優デビューを飾るchayは、静香と千絵が新潟で偶然出会う謎のストリートミュージシャン・山本洋子役に。また、静香と同じ総合商社で働き、女性の憧れの存在である先輩エリート社員・村上涼介役に三浦、静香に「音楽を聴くと、歌わずに、踊らずにはいられない」催眠術をかける催眠術師・マーチン上田役に宝田、マーチン上田の捜索をする興信所の調査員・渡辺義雄役にムロが名を連ねた。なお、『サウンド・オブ・ミュージック』『風と共に去りぬ』『マイ・フェア・レディ』など数多くの舞台の主演を飾り、日本を代表するミュージカル俳優としても活躍する宝田がスクリーンで歌い踊るのは、今回が54年ぶりとなる。

 また本作は、7月24日にクランクインし、オールロケで東京、千葉、埼玉、新潟、函館などで撮影され、10月4日にクランクアップを迎えた。矢口監督からクランクアップ祝いの花束を受け取った三吉は「歌とダンスとお芝居の3つをこなす事が大変でしたけど、すごく充実した時間を過ごし、成長させてもらいました。矢口組の現場は誰も怒る人がいなかったですし、楽しい雰囲気で、それは矢口監督の優しい人柄かと思います。携わることが出来て本当によかったです」と楽しかった撮影を振り返った。

 やしろは「撮影は本当に本当に楽しかったです。今まで気づかなかった自分の力を監督が引き出してくださいました。『ダンスウィズミー』を見てくださった方は、新しい自分が見つかるかもしれません! ほんとにみーんなに見てほしいです!!」と自信を覗かせ、chayは「監督はとても穏やかな方で、でも的確な一言で誘導してくださり楽しく演じることが出来ました! 三吉さんとやしろさんとは、初日から仲良くなることができて、ご飯に行ったり、一緒に遊びに行ったり、大切な仲間ができました」とコメントした。

追加キャスト・コメント

やしろ優(斎藤千絵役)

「この役の雰囲気、やしろに似てるからオーディション行っておいで!」という、マネージャさんのこの一言で始まりオーディションを受けました。矢口監督は最初からとても優しくて、緊張してるはずなのにすごく笑顔になれました。合格!と連絡が来た時は、また矢口監督にお会い出来る事がまず嬉しかったです。しかし初めての大役としての出演、「これはドッキリではなかろうか…」と思ったので、しばらくは親にも報告しなかったです(笑)今回の役は本当にステキで誇りを持てる役なので、まさに夢のようでした。

chay(山本洋子役)

演技未経験のまま⾶び込んで最初はどうなることかと思っていました。
更に、今回の⼭本洋⼦役はかなり強烈なキャラだったので、「⼤丈夫かな・・・」と不安だったのですが、始まってみたらあっという間で、とにかく毎⽇が楽しかったです。
⽮⼝監督はとても穏やかな⽅で、でも的確な⼀⾔で誘導してくださり、楽しく演じることが出来ました。
三吉さんは⼥優・モデル、やしろさんはお笑い芸⼈、私は歌⼿と、接点もなく異⾊の3⼈でしたが、初⽇から仲良くなることができて、ご飯に⾏ったり、⼀緒に遊びに⾏ったり⼤切な仲間ができました。

三浦貴大(村上涼介役)

ここまで最初から最後までハッピーな映画はないと思います。芝居をしていて新鮮で楽しいばかりの現場でした。矢口監督は普段多くの事をおっしゃる方ではありませんが、部分的に端的に伝えて頂けるので、演じる上での不安な部分を払拭してくださり大変有難かったです。幸せな気分になれる作品だと思います。音楽のチカラもあり、より幅広い人に楽しめる作品になっていると思います。

ムロツヨシ(渡辺義雄役)

最後のカットを撮影したあと、「もう少し矢口組にいたいな」というのが率直な感想でした。緊張感はありつつも、安心感もあるし、やりにくいわけではないし、すごく楽にできるわけでもない、というほどよい感じでピリピリではない、いい緊張感が漂っていました。三吉さんという若い女優さんの主演ということで、しっかり支えようというスタッフさんであったり、とてもいい空気の撮影現場でした。だからこそ、もう少し矢口組の撮影にどっぷりつかってみたかったです。印象に残っているのは、クランクインの日に早めに着いたので私服で待っていたら、監督に「その服いいですね」と言われ、私服がラストシーンで衣装に採用されました。自分で選んだ服で映画に出演するのが初めてで“私服デビュー”だったので、とても印象深いです(笑)

宝田明(マーチン上田役)

17年前に『ウォーターボーイズ』、その3年後に『スウィングガールズ』を観て、ストーリーの新鮮な展開や、見事な牽引力で観客が楽しめる作品を作り上げた腕の確かさに感服した。今回、私に白羽の矢を立ててくれた矢口監督は音楽のシーンでは綿密に練りあげられた絵コンテをキャストスタッフに配布し、撮影がスムーズに運ぶ。つまり監督の頭の中には既に編集された映像が完成されており、それはまるで成瀬巳喜男監督や、小津安二郎監督を思わせる鬼才と云えよう。

■公開情報
『ダンスウィズミー』
2019年夏、全国ロードショー
出演:三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明
原作・監督・脚本:矢口史靖
企画・制作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース映画

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