満島真之介、映画『ムタフカズ』エンディングテーマでラップ披露 「正直“事件”でしたね(笑)」

 10月12日公開の映画『ムタフカズ』のエンディングテーマを満島真之介が担当することがわかった。

 本作は、STUDIO4℃制作の映画『鉄コン筋クリート』の創造性と映像のクオリティに惚れ込んだ、フランスのバンド・デシネ作家ギヨーム“RUN”ルナールと、ゲーム・書籍など多彩なメディアで作品を発表する制作会社ANKAMAがラブコールを送り、海を越えてコラボレーションが実現したアニメーション映画。STUDIO4℃『鉄コン筋クリート』のメインスタッフが再び集結し、監督には同作品のキャラクターデザイン・総作画監督をつとめた西見祥示郎、同じく美術監督には木村真二を迎え、他主要スタッフが同作スタッフで構成された。

 今回、こうもりの姿をしたキャラクター、ウィリー役として出演する満島が、Willy a.k.a. Shinnosuke Mitsushimaとして、エンディングテーマ「The King of DMC ~theme~」を歌うことが決定。本編アフレコ中に満島がアドリブで披露したラップが非常に好評だったことから、急遽今回の大役に抜擢されることに。学生時代から聞き親しんできた大好きなヒップホップやR&Bなどの音楽を、自らの形で自由に表現できることに、満島自身もとても楽しんでいた様子。アドリブ全開のラップでの収録は、スタッフも終始大爆笑で、様々なパターンを軽快に繰り出す満島の音楽の才能に驚かされていたという。本楽曲は、9月19日午前0時(18日24時)より、iTunes、レコチョク、Google playほか各音楽配信サイトにて配信される。

『ムタフカズ』エンディングテーマ「The King of DMC ~theme~」Willy a.k.a. Shinnosuke Mitsushima

 また、監督であり本作の絵コンテ担当・キャラクター作画を行っている西見による、今回の満島をイメージしたウィリーのイラストと、満島の似顔絵イラストも公開。あわせて、満島が実際に楽曲収録をした際のメイキング映像も確認できるイメージPVも公開された。映像の中では、本編で声を務めたウィリーがラッパーとなってノリノリなダンスを披露。楽しそうにラップを披露する満島の姿も見ることができる。

 さらに、本作の「ART BOOK」と「STORYBOARD BOOK」も映画公開日の10月12日に発売される。「ART BOOK」には、『鉄コン筋クリート』『STEAM BOY』の美術監督である木村が生み出した本作の美術設定、美術ボード、背景美術が掲載され、草なぎが声を務めるアンジェリーノたちが住む犯罪者と貧乏人の吹き溜まりの街「ダーク・ミート・シティ」の危うい魅力も詰め込まれている。さらに、「STORYBOARD BOOK」には、本作の監督でもある西見のこだわり満載の絵コンテを完全収録している。

満島真之介/Willy a.k.a. Shinnosuke Mitsushima コメント

アフレコでは、ウィリーという僕の演じるキャラクターが、
作品の面白いスパイスとなるように、ちょっと風変わりな役柄を意識しました。
お二人を引き立てるためにも、今までにはない挑戦をしています。

エンディングテーマを歌うことになった経緯

本編の中にウィリーがラップを披露するシーンがあるんですけど、
アフレコの時に、アドリブで任せてもらったんです。
僕自身、ヒップホップやR&Bをよく聞いているのでノリノリでした。
更に、作品のテーマを歌ってみないか、と提案して頂いて。僕にとっては、正直“事件”でしたね(笑)
こんなに喜ばしい事件は、なかなか無い事だと思うんです。これからの人生に“新たな光”が見えてきそうな貴重な経験をさせていただき、感謝でいっぱいです。

オススメのポイント

素敵なアーティストの方々が作曲してくれました。
映画のストーリーや、舞台となっている街から主人公たちが逃げ出す事の出来ない“運命”をラップの歌詞に乗せてくれたんです。キャラクター達の苦しい現実や、故郷への想いをウィリーがこの曲を通して代弁していて、
観ていただく皆さんにはエンドクレジット中に作品の余韻に浸って貰えるんじゃないかなと思っています。
そして、ご自身の家族や仲間たち、久しく会っていない友達の存在を改めて感じてもらえると嬉しいです。
とにかく思う存分楽しみました! 是非、エンドロールが終わるまで席を立たないでくださいね!

■公開情報
『ムタフカズ』
10月12日(金)全国ロードショー
声の出演:草なぎ剛、柄本時生、満島真之介、上坂すみれ、成河、柴田秀勝、藤井隼、桜庭和志、中井祐樹、所英男、中村大介、木原実、福井謙二、吉田尚記、男色ディーノ、Creepy Nuts
監督・絵コンテ:西見祥示郎
監督・編集:ギヨーム“RUN”ルナール
作画監督:滝口禎一
美術監督:木村真二
プロデューサー:田中栄子、アンソニー・ルー
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:ANKAMA
Presented by:パルコ、Beyond C.
配給:パルコ
2018年/日本・フランス/94分/カラー
(c)ANKAMA ANIMATIONS - 2017
公式サイト:mutafukaz.jp

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