『高崎グラフィティ。』インタビュー

佐藤玲×萩原利久『高崎グラフィティ。』対談 「分かっていて青春を送る人なんていない」

萩原「分かっていて青春を送る人なんていない」


ーーこの作品のテーマでもある“青春とは何か”にちなんだ、自身の青春エピソードを教えてください。

萩原:僕は高校生の頃からこの仕事をしていたので、青春を感じることはなかったです。もし過去に戻れるなら、改めて高校生活を体験してみたいなとは思いますね。

佐藤:缶蹴りもいっぱいできたかもね。

萩原:缶蹴りもいっぱいできただろうし……。

佐藤:人狼ゲームもいっぱいできたかな。

萩原:人狼ゲームもいっぱいできただろうし……。僕は体育の授業が大好きで、体育のときに男子が無条件にやたら本気になる感じはもう1回体感したいなと。もしかしたら、青春真っ只にいる最中は、それが青春とは分からないのかもしれません。

佐藤:映画のキャッチコピーだよね。「私たちの日常を、大人たちは青春と呼んだ」。

萩原:振り返ると、「あれが青春だったな」というのを最近ようやく実感しはじめている気はしますね。

佐藤:19歳なんだからまだだよ!

萩原:少しだけね。分かっていて青春を送る人なんていないのかなっていうのは、この映画を通して最近学び始めました。

佐藤「もっと見識を広げていきたい」


ーーこの作品を経験して見えた自身の課題や今後の展望を教えてください。

萩原:この作品は、とにかく考えても考えても無限に課題が出てくる現場でした。男子チーム3人は夜に部屋に集まって秘密のミーテイングをしていたくらい、本当に役に接する機会が多かった作品でした。それでも、まだまだ追求できるところは日々出てきたので、どの作品でも、このぐらい役に対して貪欲に掘っていきたいし、この作品で役と向き合うためにしてきた作業をもっと細かくできるようになりたいです。あと、エネルギーをなんとか全て芝居に使い切りたいなと、最近本当に思っています(笑)。

佐藤:本当にエネルギーがあるよね。結構クールな役が多いの?

萩原:そうだね。そういう肉体的なエネルギーもだし、僕自身、萩原利久の中にあるこのエネルギーをまだ全然芝居に転換しきれていないところがあって。このエネルギーを120%芝居に使い込むことができたら、また新たな一面に出会えるんじゃないかなと個人的に思っています。

佐藤:私は、日々映画の現場に行く中で求められることが全然違うし、言われることも全然違うのですが、それだけ正解が一つではないということでもあるので、これからもより柔軟に対応していきたいです。今までやったことがないような仕事、例えばナレーションにも挑戦していきたいし、最近は舞台からちょっと離れているので、舞台にまた改めて取り組んだりと、もっと見識を広げていきたいです。

(取材・文・撮影=大和田茉椰)

・佐藤玲
ヘアメイク:杉本妙子
スタイリング:杉本知香
ワンピース:Omas Hande SUSU PRESS 03-6821-7739
アクセサリー:
somnium 03-3614-1102
SianPR 03 6662 5525
HATRA 03-6659-6471

・萩原利久
ヘアメイク:杉本妙子
スタイリング:山下友子

■公開情報
『高崎グラフィティ。』
全国公開中
監督:川島直人
出演:佐藤玲、萩原利久、岡野真也、中島広稀、三河悠冴、佐藤優津季、冨手麻妙、狩野健斗、山元駿、JOY、篠原ゆき子、戸田昌宏、玄覺悠子、川瀬陽太、奥野瑛太、渋川清彦
脚本:小山 正太
撮影:武井俊幸
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:エレファントハウス
(c)2018 オフィスクレッシェンド
公式サイト:http://takasaki-graffiti.com/

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※営利目的の転売は固くお断りいたします。発見した場合は然るべき対応をとらせていただきます。

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<応募締切>
2018年9月9日(日)

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