元ボクサーの兄とサヴァン症候群の弟の絆 イ・ビョンホン主演『それだけが、僕の世界』公開決定

 イ・ビョンホンが主演を務める映画『それだけが、僕の世界』が2019年正月ロードショーされることが決まった。

 本作は、韓国で歴代3位の動員を誇り日本でも大ヒットとなった『国際市場で逢いましょう』の監督ユン・ジェギュンが、“最近読んだシナリオの中で一番優れている”と脚本を絶賛し即座に映画化を決め製作を務めた人間ドラマ。ヒョンビン主演『王の涙 イ・サンの決断』の脚本を手掛けたチェ・ソンヒョンが、脚本のみならず初監督を務めた。

 かつては、世界チャンピオンであった元プロボクサーのジョハは、今や定職も住む場所もない生活を送っていた。偶然17年前に別れた母親と再会し、今まで会ったことも聞いたこともない、弟ジンテと一つ屋根の下暮らすことになる。生きてきた境遇も得意なことも好きなことも全く違う兄弟が、初めて出会い起こる数々の出来事を通して、徐々に心を通わせながら本当の兄弟、そして家族となっていく姿を描き出す。

 『インサイダーズ/内部者たち』『MASTER/マスター』『天命の城』など、作品ごとに毎回違うジャンルとキャラクターで魅了してきたイ・ビョンホンが、40歳を過ぎ、今は見る影もなく落ちぶれ、その日暮らしをしているボクサーのジョハという不器用な男を演じ、寡黙で粗暴そして単純な性格だが、実は情の深い人間味溢れるキャラクターを体現。共演のパク・ジョンミンは、“俳優人生において一番特別な経験”と言うほど、入念な準備と努力を行い、天才的なピアノの才能を持つサヴァン症候群の弟といった難しい役を演じた。そして、2人の兄弟になくてはならない存在である母親役は、『ハウスメイド』のユン・ヨジョンが務めている。エンドロールには、韓国で長く愛される名曲「それだけが、僕の世界」が使用されている。

 あわせて公開されたティザービジュアルには、イ・ビョンホン演じる兄の笑顔と、パク・ジョンミン演じる弟が兄に寄り添う姿が切り取られている。

■公開情報
『それだけが、僕の世界』
TOHOシネマズ シャンテほか2019年正月ロードショー
監督:チェ・ソンヒョン
出演:イ・ビョンホン、パク・ジョンミン、ユン・ヨジョン
配給:ツイン
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