安藤政信「春馬の姿は、監督そのもの」 矢崎仁司『スティルライフオブメモリーズ』ビジュアル公開

 『三月のライオン』『無伴奏』の矢崎仁司が監督を務め、安藤政信が主演を務める映画『スティルライフオブメモリーズ』より、ビジュアルと2人のコメントが公開された。

 

フランスの画家・写真家アンリ・マッケローニの写真集と、彼とその愛人との人生に触発されて企画された本作。美術館のキュレーター・怜は、たまたま入った東京のフォトギャラリーで目にした新進気鋭の写真家・春馬の作品に心を奪われる。怜は春馬に連絡を取り、撮影を依頼するのだが、そこで春馬は怜の女性器を撮ってほしいと頼まれる。初めは戸惑う春馬であったが、次第に怜との撮影に魅せられていく。さらに、春馬には夏生という妊娠中の彼女がおり、春馬、怜、夏生の3人の愛が交錯していく模様が描かれる。

 このたび公開されたビジュアルでは、椅子に座る怜(永夏子)の刺激的なポージングを、安藤政信演じる春馬が食い入るようにカメラを握る様子が描き出されている。

安藤政信(主演)コメント

僕が演じた春馬という役は、写真家です。普段、自分も役者として被写体になることもあれば、写真家として撮影する側になることもある。どちらのときも常に意識しているのは、相手との“距離”です。特に自分が写真を撮るときには、被写体とどう距離を保っていくかを考えているので、春馬の“心の揺らぎ”には、同じ写真家としてとても共感しました。

矢崎仁司監督とは『ストロベリーショートケイクス』以来のお仕事になりました。僕は矢崎監督の作品はすべて、監督の分身だと思っています。『スティルライフオブメモリーズ』の、思い悩み、気持ちを伝えられずにもどかしさを抱える春馬の姿は、監督そのもの。また、監督の綺麗な心が、映像美となって表れていると思います。そして何より、矢崎監督の魅力は、作品に対する「この映画を成立させたい」という強い気持ち。だから僕も撮影中、監督の心が高揚するために自分はどう在るべきかを常に考えていました。ぜひ劇場で体感していただきたいと思っています。

矢崎仁司(監督)コメント

安藤さんから、こんな素敵なコメントをもらうと、何も言えないよ。『ストロベリーショートケイクス』以来の再会で、また安藤さんの纏う空気を映し撮れる日々は、幸せでした。私の大好きな俳優は、みんな濡れていたし、濡れた男は美しい。

■公開情報
『スティルライフオブメモリーズ』
7月21日(土)、全国ロードショー
監督:矢崎仁司
脚本:朝西真砂、伊藤彰彦
原作:四方田犬彦『映像要理』
出演:安藤政信、永夏子、松田リマ、伊藤清美、ヴィヴィアン佐藤、有馬美里、和田光沙、四方田犬彦
制作:プレジュール、フィルムバンデット
配給:スティルライフオブメモリーズ」製作委員会
(c)Plasir/Film Bandit
公式サイト:http://stilllife-movie.com/

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