『半分、青い。』奈緒が語る、菜生役への思い 「今後の奮闘を見守ってもらえたら」

時代とともに大人びていく菜生に注目!

ーーこれまでの撮影を振り返って印象に残っているシーンは?

奈緒:鈴愛が東京に行く際にお見送りをするシーンと、卒業式のあとに梟会の4人でお好み焼きを食べるシーンです。舞台が東京になって、1ヶ月ぐらい撮影が空きました。久々の撮影は、とある理由で菜生が鈴愛にビデオメッセージを送るシーンだったのですが、なかなかうまくできなくて。監督から「鈴愛のことをどう思っている?」と聞かれて、鈴愛とのシーンを思い返したとき、フッと浮かんだのがこの2つのシーンだったんです。その後はすごく素直な言葉が出てきました。

ーー今後、10代から20代、さらにその上と、自身の年齢を超えていますが、演技のプランは何かありますか?

奈緒:先日、28歳の奈緒を演じたのですが、予め準備していたことがカメラの前に立つとなかなか出てこなかったんです。これは北川さんの脚本、ヘアメイクさん、衣装部さんに頼るしかないんだなと。

ーー永野さんも同じように話していました(笑)。

奈緒:本当ですか(笑)。年齢を重ねる中で菜生の性格も変化しているので、そのあたりをうまく演じることができればと思っています。10代の頃は暴走した菜生をブッチャーが止めるようなところがあったのですが、20代の菜生は、1人で岐阜に残った分、前よりもたくましく、落ち着いた印象があります。時代の変化とともに、髪型・服装など、みんな変わっていくので、その点もぜひ注目していただきたいです。

ーー菜生には、実家の洋品店“おしゃれ木田原”を立て直すという野望がありますね。

奈緒:高校生のときからはっきりと夢を言えるのもすごいと思いますし、大人になっても菜生ちゃんはそれを手放していません。ずっと一本の筋が通っているのはすごく格好いいなと思っています。おしゃれ木田原を本当におしゃれなお店にするか、全国チェーンのお店にするぐらい大きくしてもらえたらなと。菜生ちゃんの今後の奮闘を是非見守っていただきたいです。

(取材・文=石井達也)

■放送情報
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>
作:北川悦吏子
出演:永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一/佐藤健、原田知世、谷原章介/余貴美子、風吹ジュン、中村雅俊/豊川悦司、井川遥、清野菜名、志尊淳、中村倫也、古畑星夏
制作統括:勝田夏子
プロデューサー:松園武大
演出:田中健二、土井祥平、橋爪紳一朗ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

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