大野拓朗の不可解な言動にモヤモヤ? 『正義のセ』吉高由里子との別れを考える
「結婚するって、相手の夢を一緒に見ることだと信じてたんです」。
4月25日に放送された『正義のセ』(日本テレビ系)の第3話。物語は、2年目の駆け出し検事・竹村凜々子(吉高由里子)が、結婚詐欺事件を担当することから始まる。その事件は、被疑者である沢井七美(磯山さやか)が、婚活パーティーで出会った自称・IT企業社長の藤堂真一(本名・鈴木正夫/三浦貴大)から、1,000万円を騙し取られてしまったというもの。
凜々子と同じく港南支部の検事である大塚仁志(三浦翔平)は、こんなことを言っていた。「殺人犯や窃盗犯は自分で悪いことをしているという自覚がある。だから、取り調べも意外と素直に応じて真実を話す。それに比べて詐欺犯は、ウソをつくことに対しての罪悪感は微塵もない。罪の意識のないウソを暴くのは大変なんだ」。だからこそ、結婚詐欺は起訴に持ち込むのが難しいという。だが、凜々子の捨て身の捜査により、証拠である1,000万円を見つけ出して、無事に鈴木を起訴することができた。一件落着だ。
しかし第3話では、結婚詐欺事件と並行して、凜々子と4年付き合ってる彼氏・中牟田優希(大野拓朗)の恋愛模様も描かれており、そちらは波紋を呼ぶ展開になった。今回の事件の捜査が難航しているときに、突然優希からプロポーズされた凜々子。しかし、凜々子は優希が真剣にプロポーズしている傍で、たまたま見つけた被疑者・鈴木が気になって仕方ない。ついには「すっごく大事なことなの!」と席を立ち、鈴木を追いかけてお店を飛び出してしまう。
一人お店に取り残された優希はため息をつき、「こっちも結構大事な話だったんだけどな……」と渡せなかった指輪を見つめながら呟いた。優希はプロポーズするために“Adelina”という高級レストランを予約。それなのに、凜々子は終始上の空だった。加えて「何でこんなとこに?」と凜々子が鈴木に向かってした発言を優希は自身が非難されたと勘違いしてしまう。そして、凜々子と次に会ったときに優希は「別れよう」と切り出すのだった。
つい先日まで「どんなに忙しくてもさ、一緒に住んでれば会えないってことないだろ?」「俺、凜々子とならずっと楽しく暮らしていけると思うんだ」と凜々子との未来を夢見ていた優希。しかし、数日後には「検事の仕事あんなに必死で頑張ってる凜々子を見たらさ、“俺と仕事どっちが大事?”なんて……言えないよ」と“正義の味方になりたい”という凜々子の夢を一緒に見ることはできないことに気付き、別れを告げる。