浜辺美波、清原果耶、桜田ひより……“清々しい今”注目したい現役女子高生女優たち
ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)を観ていて懐かしく感じるのは、『花より男子』を彷彿とさせることのみならず、最近はすっかり学園ドラマが減ってしまったからかもしれない。少女マンガの実写映画は多数公開されているが、高校生役を演じている役者陣の実年齢は20代がメイン。過去には『金八先生』(TBS系)、『ごくせん』(日本テレビ系)など、シリーズものの学園ドラマを機にブレイクした10代(当時)の役者たちも多いだけに、そのような場がないのは寂しくもある。とはいえ、数々の作品で主演を務める広瀬すずや、バラエティでも活躍する橋本環奈らも実は10代。今回はそんな彼女たち勢いに迫る、現役高校生世代の注目女優を紹介したい。
浜辺美波(17歳)
一歩抜きんでているのは、浜辺美波(17歳)。2015年に放送されたドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)の“めんま”役で脚光を浴びた彼女は、2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』で病を抱えながらも力強く、かわいらしく生きる女子高生を好演。同作で『日本アカデミー賞』新人俳優賞も受賞したが、浜辺がお茶の間に広く知れ渡ったのはスマホ向けオンラインRPG『ヴァルキリーコネクト』のCMかもしれない。喫茶店を舞台に「みなみ、困っちゃう」とキュートにつぶやく彼女は、「かわいすぎる」と大反響を呼んだのだ。
現在は『an』『LINE MUSIC』『JA共済』といったCMのほか、ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)に出演中。訳ありホテルに勤めるパティシエ役で、実力はあるがとにかくクセが強い。「ありがとうございまぁすっ!」とハイテンションで受け答えする姿はひたすら愛らしく、今までの浜辺とはまた違った魅力を堪能できる。
桜田ひより(15歳)
『あなたには帰る家がある』(TBS系)で、中谷美紀&玉木宏演じる佐藤夫婦の一人娘を演じているのは桜田ひより(15歳)。子役時代から数々の作品に出演しているだけに「こんなに大きくなったんだ」と成長に驚く人も多いだろう。桜田は、幼少期からモデルとして活動をはじめ、2015年には『脳内ポイズンベリー』のゴスロリ娘、ドラマ『ワイルド・ヒーローズ』(日本テレビ系)のヒロイン、そして『東京喰種 トーキョーグール』(2017年)では、人肉しか食べることができない喰種・ヒナミ役を熱演。自分が喰種であることに苦しみながら、健気に生きる少女を表現力豊かに演じきった。
現在出演中の『あな家』で演じているのは、第一志望の私立中学に入学したばかりの女子中学生。チャームポイントともいえるクリッとした瞳は幼い頃のまま、順調に日本美人へと成長する桜田から今後も目が離せない。