新田真剣佑、快進撃の背景に“演技への情熱” 役者としての振り幅を考察

 現在、真剣佑は7月まで続く「地球ゴージャス」の舞台『ZEROTOPIA』の公演の真っただ中だ。舞台に立つのは2016年の『花より男子』に続く2作品目。実は「地球ゴージャス」への出演は、日本へ来る以前より同ユニットの作品が大好きだったという真剣佑がラブコールを送ったから。舞台を通じて役者としての意識が変わったと語る若手俳優は多いが、真剣佑も多くを得るはずだ。

 肉体、運動神経のポテンシャルの高さの披露も、今後、期待したいところ。『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(15)や『パシフィック・リム:アップライジング』でもその片鱗は見せているが、この点も『ZEROTOPIA』でさらに鍛えられるに違いない。

 演出家として真剣佑と組んだ岸谷五朗は、その才能を、容姿や運動神経といった素材はもちろんのこと「役者としてのセンスと、絶対に観客を感動させる俳優になるのだという“心”を持っている」と公言している。これは、何より大切なことではないだろうか。そうした“心”は、これまで真剣佑が見せてきた仕事からも伝わってくる。

 今年はさらに映画『OVER DRIVE』と『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ救命救急-』が控える。真剣佑は生まれ持った才能をいくつも持っている。しかし何よりの強みは、演技への強い情熱を持っていること。まだ21歳。加速は始まったばかりだ。

『OVER DRIVE-オーバードライブ-』(c)映画「OVER DRIVE」製作委員会

■望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。

■公開情報
『ちはやふる -結び-』
全国東宝系にて公開中
出演:広瀬すず、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也、優希美青、佐野勇斗、清原果耶、松岡茉優、賀来賢人、松田美由紀、國村隼
原作:末次由紀『ちはやふる』(講談社「BE・LOVE」連載)
監督・脚本:小泉徳宏
企画・プロデュース:北島直明
プロデューサー:巣立恭平
(c)2018 映画「ちはやふる」製作委員会 (c)末次由紀/講談社
公式サイト:http://chihayafuru-movie.com/

■公開情報
『パシフィック・リム:アップライジング』
4月13日(金)全国ロードショー
監督:スティーヴン・S・デナイト
脚本:エミリー・カーマイケル、スティーヴン・S・デナイト、T・S・ノーリン、キラ・スナイダー
製作:ギレルモ・デル・トロ、トーマス・タル、メアリー・ペアレント、ジョン・ジャシュニ、ケイル・ボイター、ジョン・ボイエガ、フェミ・オグンス
出演:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、ケイリー・スピーニー、菊地凛子、新田真剣佑、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、チャーリー・デイほか
配給:東宝東和
(c)Legendary Pictures/Universal Pictures.
公式サイト:pacificrim.jp

■公開情報
『OVER DRIVE-オーバードライブ-』
6月1日(金)全国東宝系公開
出演:東出昌大、新田真剣佑、森川葵、北村匠海、町田啓太、要潤、吉田鋼太郎
監督:羽住英一郎
脚本:桑村さや香
音楽:佐藤直紀
配給:東宝
製作:映画「OVER DRIVE」製作委員会
制作プロダクション:ロボット
(c)映画「OVER DRIVE」製作委員会
公式サイト:http://overdrive-movie.jp/

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