イドリス・エルバ演じるガンスリンガーの妙技が光る! S・キング原作『ダークタワー』本編映像

 現在公開中の映画『ダークタワー』の本編映像が公開された。

 本作は、スティーヴン・キングが1970年代から継続的に執筆し、完成まで実に30年もの月日を費やした、作家人生の集大成ともいえる『ダークタワー』シリーズを、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のニコライ・アーセル監督が映画化したもの。ニューヨークに住む少年ジェイクが夢に導かれ入り込んだ、現実世界と密に結びつく、“時空を超越する荒廃した異世界”を舞台に、世界の支柱と言われる“タワー”を巡って、凄腕の銃使い“ガンスリンガー”ローランドと世界の崩壊を目論む“黒衣の男”ウォルターの終わりなき戦いを描く。

『ダークタワー』“気配だけで敵を撃ち抜く”凄腕ショット本編映像

 今回公開された映像は、オスカーノミネート俳優イドリス・エルバ演じる主人公ガンスリンガーが、絶体絶命のピンチをわずか一発の銃弾で救うシーン。少年ジェイク(トム・テイラー)が黒衣の男の手下に捕らえられ、まさに連れ去られようとする窮地を、ガンスリンガーが目を閉じながら気配だけで敵を撃ち抜き、少年を助け出す。原作小説に登場する「我は手で撃たぬ 我は気で撃つ」、「我は我が銃で殺さぬ 我は心で撃つ」という言葉をまさに体現したワンシーンとなっている。

 主人公ガンスリンガーは、世界の均衡を保つ塔“ダークタワー”を守り、平和を維持してきた拳銃使い。彼は自身の家族や仲間たちを虐殺し、魔術で世界の崩壊を目論む“黒衣の男”(マシュー・マコノヒー)に一人立ち向かっている。そんなガンスリンガーについて、エルバは「非常に腕の立つ狙撃手なんだ」と説明する。アクションを演じる際、「原作で詳細に描写された彼のイメージを注意深く抽出して、そこからかっこよくて革新的だと思えるように演じた」と、原作ファンも納得してもらえるように意識したと明かしている。そんなエルバの熱演を、原作者のキングは、「イドリスはヒーローとして素晴らしいエネルギーを発散していて、ものすごい魅力を与えてくれた」と太鼓判を押した。

■公開情報
『ダークタワー』
全国公開中
原作:スティーヴン・キング
監督:ニコライ・アーセル
出演:イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:http://www.dark-tower.jp/

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