精神病院に40年間いた老女の封印された過去とは 『ローズの秘密の頁(ページ)』予告編

 2018年2月3日に公開される映画『ローズの秘密の頁(ぺージ)』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

『ローズの秘密の頁(ページ)』ポスタービジュアル

 本作は、『マイ・レフトフット』『父の祈りを』のジム・シェリダンによる5年ぶりの新作。アイルランドの作家セバスチャン・バリーによる同名小説を基に、赤ん坊殺しの罪で40年間精神病院に収監されている老女ローズの封印されてきた過去を、1冊の聖書を通して紐解いていく模様を描く。

 今回公開された予告編では、『キャロル』のルーニー・マーラ演じる若きローズが、権威や宗教に逆らえない1940年代を生き抜く様子が映し出されている。映像からは、第2次世界大戦下の自由なきアイルランドで、当時同国から敵視されていたイギリス人と甘い日々を過ごす若きローズの姿や、彼女のことを“アイルランドを裏切って英国に味方した奴”呼ばわりする周囲の反発などが確認できる。

 若きローズと老いた彼女の姿が対比されているポスタービジュアルには、“めくるたびにあふれる、真実の愛”というキャッチコピーがつづられている。

映画『ローズの秘密の頁(ぺージ)』予告編

■公開情報
『ローズの秘密の頁(ページ)』
2018年2月3日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督・脚本:ジム・シェリダン
原作:セバスチャン・バリー『The Secret Scripture』
出演:ルーニー・マーラ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、エリック・バナ、ジャック・レイナー、テオ・ジェームズ
原題:『The Secret Scripture』
配給:彩プロ
(c)2016 Secret Films Limited
公式サイト:http://rose.ayapro.ne.jp/ 

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