忘れらんねえよ『ポンチョに夜明けの風はらませて』主題歌書き下ろし 予告編も併せて公開

 早見和真の同名小説を廣原暁監督が映画化する『ポンチョに夜明けの風はらませて』の公開日が10月28日に決定。併せて、忘れらんねえよの「明日とかどうでもいい」が主題歌に決定し、予告編が公開された。

 本作は、夢も希望もない高校生3人の、行くあてもない高校時代最後の旅を描いた青春映画。主人公・又八を太賀、ジンを中村蒼、ジャンボを矢本悠馬がそれぞれ演じるほか、彼らとともに旅には出ず、ひとり残ってギターの練習に明け暮れる男子高校生の中田を染谷将太が演じる。

『ポンチョに夜明けの風はらませて』予告編


 このたび公開された予告編には、“ありふれた日常から少しだけでも抜け出したい”という思いを胸に、又八、ジン、ジャンボの3人が、ジャンボの父親の愛車セルシオに乗って海に向かう道中の様子を収録。旅の途中でグラビアアイドルの愛(佐津川愛美)、風俗嬢のマリア(阿部純子)ら刺激的な“大人たち”と出会いながら、普段では味わえないハチャメチャな体験をする3人。一方、置いてけぼりをくらい、又八と約束した卒業ライブに向けてギターの練習に明け暮れる中田(染谷将太)の姿も収められている。

忘れらんねえよ(柴田隆浩)コメント


高校の頃は理屈で動いてませんでした。明日のことも昨日までのこともマジどうでもよくて、今。今しかなかった(その結果同じ女子に10回告白してめっちゃ嫌われました)。

で、大人になった僕はいちいちこれからのことを考えて辛くなったり(健康のこととか)、前にやらかしたことを後悔して眠れなくなったり(酔ってつぶやいた中二的ツイートのこととか)、なんだか超モヤモヤしてて。

そんな時に、この映画の脚本と出会ったんです。これじゃん、と思いました。読んで19歳若返りました。なので僕は今ぴっちぴちの16歳高校生です。

この歌はそんな高校生の僕が歌っています。はちゃめちゃ。ツッコミどころだらけ。でもそれがいいんだよ。これが僕には必要だった。

廣原暁監督 コメント

主題歌を作ってもらうため、若いアーティストを探していたのですが、高校生が作ったという設定なので、あまりおしゃれすぎるのも困るなと考えていました。そんな時に「忘れらんねえよ」を知りまして、その力強い直球さがぴったりだと感じました。柴田さんに初めて会った時、映画への思いと主題歌の役割についてご説明すると、すぐに「明日とかどうでもいい」の曲の原型を聞かせてくれました。それを聞いて、これは間違いないと感じたので、あとは柴田さんを信じて全てをお任せしました。完成した曲は、想像以上に映画の内容にぴったりだったので驚きました。きっと脚本をよく読んで、映画の流れや登場人物の性格をイメージしてくれたのだと思います。この曲の使い方も、映画の見所の一つとなっていますので、ぜひご注目ください。

■公開情報
『ポンチョに夜明けの風はらませて』
10月、新宿武蔵野館他にてロードショー
出演:太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太、佐津川愛美、阿部純子、佐津川愛美、阿部純子、角田晃広(東京03)、佐藤二朗、西田尚美
原作:早見和真「ポンチョに夜明けの風はらませて」(祥伝社刊)
監督・脚本:廣原暁
製作:「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会(東映ビデオ/RIKIプロジェクト/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)
企画・制作:RIKIプロジェクト
配給:ショウゲート
(c)2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会
公式サイト:poncho-movie.jp

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