榮倉奈々の真骨頂は“泣きの演技”にアリ! 『東京タラレバ娘』後半への期待

 

 榮倉と同様な“泣き”を見せる女優に和久井映見がいる。彼女もどちらかというと“我慢限界型”の涙が素晴らしく、1998年に放送されたドラマ『殴る女』(フジテレビ系)では、吹越満演じるロートルボクサー澤田が、このまま試合を続けたら失明してしまうかもしれないと医師から言われているにも関わらずリングに上がり、無事に試合を終えたあとに見せた涙には、心を打ちぬかれた。その涙のシーンだけで、安堵、喜び、悲しみ、怒り、愛情など非常に多くのことを感じとることができた。

 『東京タラレバ娘』の第4話、榮倉演じる香は2度ほど涙ぐむシーンが見られた。最初が、吉高由里子演じる倫子が脚本家としてデビューしたときに喜ぶ回想シーン、そしてもう一つが大島優子演じる小雪が、不倫相手に旅行をすっぽかされ、倫子と香が駆けつけた旅館で温泉に入るシーン。それほどメーンとして描かれているわけではないので、サラッと映っただけだが、榮倉らしい泣きが見られた。

 『プロポーズ大作戦』で榮倉が共演していた平岡祐太が恋のお相手、というのも何の因果か面白い。果たして今後、メーンで榮倉の泣きが見られるのか……。

■磯部正和
雑誌の編集、スポーツ紙を経て映画ライターに。基本的に洋画が好きだが、仕事の関係で、近年は邦画を中心に鑑賞。本当は音楽が一番好き。不世出のギタリスト、ランディ・ローズとの出会いがこの仕事に就いたきっかけ。

■番組情報
『東京タラレバ娘』
毎週水曜日よる10時00分〜
製作著作:日本テレビ
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/tarareba/index.html
(C)日本テレビ

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