島崎遥香、“反抗期JK”役がハマる理由ーー『スーパーサラリーマン左江内氏』バイプレイヤーの資質
AKB48出身の女優は、「脇にまわれる女優」として、堅実なキャリアを築きつつある。『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の大島優子や『就活家族〜きっと、うまくいく〜』(テレビ朝日系)の前田敦子、『連続テレビ小説 とと姉ちゃん』(NHK総合)の川栄李奈などは、その好例だろう。『マジすか学園』や『警視庁 ナシゴレン課』といった主演ドラマに比べ、脇にまわった島崎は伸び伸びと演技している印象がある。アイドルの魅力を前面に出したドラマ・映画での主演ではないからこそ、すぐに消費されることもなく、シーンにとって必要な存在になりつつあるのが、彼女たちの現状といえるのではないか。
以前、AKB48からの卒業を発表した記者会見(http://realsound.jp/2016/10/post-9513.html)で、島崎は「簡単に『女優さんになります』って(言える)実力もないですし……頂いたお仕事に全力で挑んでいきたいなという前向きな意思はあります」とコメントしていた。その謙虚な姿勢は、彼女の資質をさらに磨き上げるのではないだろうか。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter
■番組情報
『スーパーサラリーマン左江内氏』
毎週土曜日よる9時00分〜
製作著作:日本テレビ
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/saenai/