ジャニーズWEST、次は濱田崇裕か? 重岡大毅、藤井流星、桐山照史に続く演技の期待株

 ここ最近、ジャニーズWESTメンバーの活躍には目を見張るものがある。連続ドラマ『レンタル救世主』(日本テレビ系)では、メンバーの藤井流星がメインキャストに抜擢。アクションシーンなどの派手な演技が話題を呼んでいる。桐山照史も、連続テレビ小説『あさが来た』(NHK系)や『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)での演技が評価され、活躍の幅を広げている。さらに、映画『溺れるナイフ』の大友勝利を演じた重岡大毅の評判もすこぶる良い。この3人に続くメンバーとして、筆者は濱田崇裕を推したい。

 グループの年長組であるにも関わらず、メンバーからいじられることが多い濱田。バラエティ番組などでも、そのキャラで笑いを取っている場面をよく見る。一方でメンバーの神山智洋とともにアクロバットを披露することも多く、普段の柔和なキャラからは想像できない身体能力の高さに驚く。“いじられキャラなのにアクロバットが得意”というギャップに目が行きがちだが、濱田の演技力も侮れないのだ。

 2012年に上演されたジャニーズの舞台『少年たち Jail in the Sky』を見たことがあるだろうか。この『少年たち Jail in the Sky』で、濱田は極悪非道な看守長役を演じている。A.B.C-Z、ジャニーズWESTが扮する囚人たちに「クズ」「虫けら」と言い放ち、容赦なく折檻をする役だ。普段の濱田からは想像がつかない役だったが、見ているうちに濱田が本当に非情な性格な人物に見えてきて、最後には看守長ではなく濱田に憎しみを抱いてしまいそうになるほどだった。

 2016年8月から放送された『ノンママ白書』(フジテレビ系)でも、この演技力を遺憾なく発揮していた。濱田が演じたのは、鈴木保奈美演じる土井玲子の敵か味方か分からないどっち付かずの今どきの若者・小中荘太だ。これがとても好評で、ネット上でも「こういう若者いる」という意見を数多く目にした。濱田自身、インタビューの中で「しっかり存在感を出していきたいです。『うわ、こういう人おる!』っていう説得力を持たせたいし、言い方はぎこちないけれど、この人が言うと何か伝わるっていう演技ができたらいいですね」(出典:『ノンママ白書』公式HPインタビュー)と話しており、狙い通りの演技ができたと言えよう。

 巧みな演技をする濱田は、2017年1月28日公開予定の映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』への出演も決定している。主演・佐々木蔵之介が演じるやくざ・桑原の弟分の木下という役どころで、寡黙で正統派な弟分キャラだ。普段の濱田のキャラクターとは違う印象だが、監督の小林聖太郎氏は濱田についてこう話している。

「矢本(悠馬)くんみたいなチンピラ風と対比して正統派で、高倉健さんに憧れて“ケン”って呼ばれてるような一昔前の若い真面目なやくざっぽい子を探してたんですよ。写真で茶髪の姿も見たんだけど、髪型変えたらそういう役になれるだろうなって思ったんですよね」(出典:『破門 ふたりのヤクビョーガミ』公式HP)

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