滝沢秀明、濃密ラブシーンで一皮剥けるか? 今夜初放送『せいせいするほど、愛してる』への期待

 滝沢秀明がTBSにて7年ぶりに主演を務めるドラマ『せいせいするほど、愛してる』が、いよいよ本日7月12日夜10時よりスタートする。ヒロイン役の武井咲とは初共演で、キスシーンがあることも大きな話題のひとつだ。滝沢が演じるのは、ティファニージャパンの副社長・三好海里。高級スーツをスマートに着こなしてグッと大人っぽさを増したその佇まいに、つい目を奪われてしまった女性ファンも多いのではないか。

 本作の放送に合わせて、滝沢の地上波露出も急増している。8日放送の『ぴったんこカン カン』(TBS系)では、武井咲とともに「石塚グルメ」コーナーに出演して路地裏グルメを堪能したほか、同日放送の『A-Studio』(TBS系)では、1999年放送の『魔女の条件』(TBS系)で披露した松嶋菜々子とのキスシーンについて「初めては衝撃でしたね。『これかー』って感じで。緊張しましたね」と振り返った。翌9日放送の『王様のブランチ』(TBS系)には再び武井咲と生出演してドラマをアピール、さらに同日放送の『新チューボーですよ!』ではキムチチャーハンを作る側ら、ジャニー喜多川氏の誕生日会のエピソードとしてほかのジャニーズメンバーとの交流について明かすなど、サービストークを繰り広げた。14日放送の『櫻井・有吉THE夜会』では、かねてより噂されていた嵐・櫻井翔との“不仲説”にも言及することも明かされている。

 ここ数日の滝沢のテレビ出演を見ていると、かなり“ぶっちゃけた”トークを展開している印象を受ける。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)では、以前から本音に近いトークを繰り広げていたが、同番組は基本的にひとり語りであり、ゲストを呼んでもジャニーズのメンバーであることがほとんどだった。自他共に認める人見知りである滝沢にとっては、ラジオはもっとも本音を語れる場所なのだろう。実際、最近の放送では、今回のドラマの撮影現場であまり武井咲とうまくコミュニケーションが取れていないことをネタにすることも多かった。武井から、滝沢の趣味であるDIYについて尋ねられた際は、そっけない返事をしてしまったそうで、そのことを自省することもあった。13歳でジャニーズ事務所に入所し、その世界の中で長らく生き抜いてきたからこそ、異性に対する接し方がわからない部分もあるのかもしれない。

 しかし、だからといって滝沢は、武井とのコミュニケーションを諦めているわけではない。同ラジオの7月2日放送回では、武井とのぎこちない関係について言及しつつも、「放送も始まってないですし、こっからですよ僕の見せどころは」と、距離を縮めようとしていることを明かしている。

 おそらく滝沢自身、今回のドラマ出演で自身の殻を破り、“一皮剥けた”大人の俳優になろうとしているのではないだろうか。10代でジャニーズJr.の黄金期を築き、その類まれなる美貌と繊細な演技で一世を風靡した滝沢だが、その印象は多くのファンにとって“キラキラの王子様”そのものだったはずだ。30代となったいま、滝沢はそのイメージを脱却すべき段階に来ているのは確かである。その意識が、バラエティ番組での立ち振る舞いにも表れているのだろう。これまでタブーとされてきたことに挑戦することが、いまの滝沢には必要なのだ。

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