大根仁監督、渋谷直角の『民生ボーイと狂わせガール』実写映画化へ 妻夫木聡と水原希子が初共演

 渋谷直角による人気漫画を『モテキ』『バクマン。』の大根仁監督が映画化した『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』が、妻夫木聡主演で2017年に公開されることが決定した。

 漫画家・コラムニストの渋谷直角が2015年に発表した原作漫画「奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール」は、“力まないカッコいい大人”奥田民生に憧れる雑誌編集者が、出会った男すべてを狂わせてしまう魔性のファッションプレスに一目惚れし、恋の喜びや絶望を味わい、もがき苦しむ模様を描いたラブコメディ。  

 奥田民生に憧れるうだつが上がらない35歳の編集者コーロキ・ユウジ役を妻夫木聡、レディスブランドのプレスで出会う男すべての人生を狂わせてしまう魔性の女・天海あかり役を水原希子が演じるほか、コーロキが務めるライフスタイルマガジン『マレ』の編集長・木下役の松尾スズキ、コーロキの先輩・ヨシズミ役の新井浩文、『マレ』で連載中の人気コラムニスト・美上ゆう役の安藤サクラ、フリーのファッションライター・倖田シュウ役のリリー・フランキーらが出演する。

 音楽は、タイトルにもなっている奥田民生の楽曲が全編に使用される。

妻夫木聡(コーロキ・ユウジ役)コメント

この作品との出会いは原作が事務所に送られてきたことでした。
そのとっても素敵な題名にビビッときたというよりも、僕はそもそも奥田民生になりたいボーイです。
ずっとずっとなりたいボーイなんです。
全国にいる奥田民生になりたいボーイズ代表として、
軽く笑えるユーモアとうまくやり抜く賢さでいい感じの作品に仕上げられたらと考えております。
皆様、出来上がりまでゆるーくお待ちくださいませ。

水原希子(天海あかり役)コメント

大根監督の「モテキ」のファンでしたので、
大根監督の映画に出演させて頂けることが決まりとても嬉しいです。
衣装合わせの際も、皆さんと息があったコミニュケーションが取れて、
すごく楽しい現場になりそうな予感がしています。
あかりのキャラクターはとてもエキセントリックで、すごく危ない匂いを感じさせますが、
とてもチャーミングで目が離せないような女の子なので、今から演じるのがとても楽しみです。
一生懸命頑張りますので、良い作品になるようにみなさんも応援してください。

監督・脚本:大根仁 コメント

原作を読んだ時から、映像化するなら自分が一番向いていると思っていました。
『モテキ』のような、恋愛エンタテインメントをもう一度やりたいと思っていたところに、いろいろなタイミングが重なって映画化が実現しました。
妻夫木君は(奥田)民生さんのファンで、まさに“民生になりたいボーイ”。この役を演じられるのは妻夫木君しかいないし、役作りは既に出来あがっているようなもの。
希子ちゃんは今一番のっている女優ですが、秘めているものがあり、まだ見せていない顔があるのでは、と勝手に妄想していました。
希子ちゃんをかわいく、エロく、かっこよく“狂わせるガール”として撮りたい。
妻夫木君演じるコーロキの成長物語でもあるので、恋愛要素と男の子の成長、青春物語として両立させていきたいと思います。
もちろん奥田民生楽曲もたっぷり使っていきますので、ご期待ください!

原作:渋谷直角コメント

まず何より、大根監督、出演者とスタッフの皆さま、そして奥田民生さんに感謝しております。
こんなクラクラするようなキャストとスタッフさんで映像にしていただける、というのは本当に嬉しいやら申し訳ないやらで、いろいろ教えていただく熱いこぼれ話的なものには感動を禁じ得ず、帰りのバスの中で男泣きした日もありました。
僕は今、監督の命令で、映画に出てくる小道具を美術部さんと一緒にアレもコレもと作っていて、「なぜだ?」とも少しだけ思いつつ、そっちがあまりに大変で、とても浮ついたり調子に乗ったりするような感じになれません。毎日ヒエ〜と追われながら、一スタッフの気持ちでがんばっております!!
どうかよろしくお願いいたします。

■公開情報
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』
2017年全国東宝系にて公開
原作:渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール」(扶桑社)
監督・脚本:大根仁
出演:妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、リリー・フランキー、松尾スズキ
制作:ホリプロ、オフィスクレッシェンド
制作協力:東宝映画
配給:東宝
(c)2017「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」製作委員会

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