ジョディ・フォスター、ハリウッド殿堂入り 「子供のころから夢見ていた」

ジョディ・フォスタージョディ・フォスター(左から)チャールズ・バーナード・フォスター、ジョディ・フォスター、キット・バーナード・フォスター(左から)クリステン・スチュワート、ジョディ・フォスター

 最新監督作『マネーモンスター』の全米公開を5月13日に、日本公開を6月10日に控えるジョディ・フォスターが、LA現地時間の5月4日、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名を刻み、ハリウッドの殿堂入りを果たした。

 女優として、『告発の行方』と『羊たちの沈黙』で、20代にしてアカデミー賞を2度受賞しながら、プロデューサーとして『イノセント・ボーイズ』や『ブレイブ ワン』など、監督として『リトルマン・テイト』や『それでも、愛してる』などを手がけ、多岐にわたり活躍しているフォスター。今回のハリウッド殿堂入りは、そんなフォスターのハリウッドへの多大なる貢献を評したものだ。

 米カリフォルニア州の会場で自身の2人の息子たちに見守られながら、スピーチに登壇したフォスターは、「アメージングだわ! このハリウッド大通りから10ブロック先で育ったの。子供のころからここで、ウォーク・オブ・フェイムの星のセレモニーが行われていることにワクワクして、子供のころから夢見ていたの」と、昔からの夢だったことを明かしながら、「自分の息子たちに『ママはどうしてハリウッド大通りに星がないの?』と聞かれてこう答えたわ。『映画監督としてもらえるまで待ってるのよ』と。その夢が叶ったわ。本当にありがとう! ハリウッドが大好きよ」 と、喜びを語った。

 会場には、『パニック・ルーム』で母娘役で共演したクリステン・スチュワートも駆けつけ、「ジョディ・フォスターは、私が10歳で『パニック・ルーム』で娘役で彼女と共演するずっと前から大好きな女優だったわ」と、共演する前から尊敬する女優だったことを明かしながら、「ジョディは若くしてすべてを成し遂げたの。イェール大学でいい成績を収め、オスカーも受賞して、自身もフィルムメイカーになり、家族を築き、それでも彼女は本当に普通でクールで優しいの」と、フォスターを絶賛した。

 セレモニーには、スチュワートのほか、『マネーモンスター』に出演するジャック・オコンネルとカトリーナ・バルフも参加し、フォスター監督の偉業を祝福した。

 フォスターの最新監督作『マネーモンスター』は、人気財テクTV番組「マネーモンスター」の生放送中に起きた事件を描くリアルタイム・サスペンス。ジョージ・クルーニーが主演と製作を務めるほか、ジュリア・ロバーツらが出演する。なお、フォスター監督は本作のPRのため、6月上旬に来日する予定だ。

■公開情報
『マネーモンスター』
6月10日(金)全国ロードショー
監督:ジョディ・フォスター
製作:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:MoneyMonster.jp

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