『グランドフィナーレ』監督、マーク・コズレックらの劇中楽曲にコメント
4月16日に公開される映画『グランドフィナーレ』より、劇中音楽についてのパオロ・ソレンティーノ監督のコメントが到着した。
本作は、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』で第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したソレンティーノ監督の最新作。現役を引退し高級ホテルでバカンスを過ごす英国人音楽家フレッドの、大舞台に挑むまでの愛と葛藤を描く。『サイダーハウス・ルール』のマイケル・ケイン、『スモーク』のハーヴェイ・カイテル、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズ、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・ダノ、『大統領の執事の涙』のジェーン・フォンダらが出演する。
第88回アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた『シンプル・ソング#3』をはじめ、劇中ではクラシックからロックまで、様々な音楽が使用されている。楽曲提供を行ったのは、ともに3月に来日公演を行った、カナダのポスト・ロックバンド、ゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラー、サン・キル・ムーンとしても活躍するシンガーソングライターのマーク・コズレックなど、複数の海外有名アーティストたち。
コズレックは自身の楽曲やイエス「Onward」のカバーを提供しており、出演も果たしている。ソレンティーノ監督は、「マーク・コズレックは私が大好きなミュージシャンで、脚本を書きながらよく聴いていた。脚本を書きながら聴いた音楽家に、曲を依頼するのは私にはよくあることなんだ」と語っている。そのほか、オペラ歌手のスミ・ジョー、ファレル・ウィリアムス作曲&プロデュース楽曲「CAN'T RELY ON YOU」がブレイク中のパロマ・フェイスらが出演している。
また、著名人からもコメントが寄せられており、作曲家の久石譲は、「デビッド・ラングの音楽が良い。華美な映像と相まってアートにした」、オペラ歌手の森久美子は、「人生の教本の様な作品。映像の美しさと音楽の質の良さがマリアージュして、これからこんな作品出会えないかも…」とコメントしている。
■公開情報
『グランドフィナーレ』
4月16日(土)新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:マイケル・ケイン、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダ
原題:YOUTH/2015/イタリア、フランス、スイス、イギリス/124分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル
(c)2015 INDIGO FILM, BARBARY FILMS, PATHE PRODUCTION, FRANCE 2 CINEMA, NUMBER 9 FILMS, C - FILMS, FILM4
公式サイト:http://gaga.ne.jp/grandfinale/