『ファンタスティック・フォー』にアメリカで厳しい評価 予想興収を大幅に下回る見方も
日本でも10月6日に公開予定の『ファンタスティック・フォー』が、アメリカで公開前から酷評の嵐となり、予想以上のきわどい状況に追い込まれている。複数の海外メディアが報じている。
『VARIETY』によると、前作『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』から8年、1億ドル以上の制作費をかけて作られた新作『ファンタスティック・フォー』は、批評家からこてんぱんにやり込められているだけでなく、ジョシュ・トランク監督が、失敗の責任は20世紀フォックスにあるとほのめかす事態にさえなっているという。1961年に「世界最高の漫画雑誌」として創刊された『ファンタスティック・フォー』だが、またしてもハリウッドはそれを極めてありふれたものにしてしまったと書いている。(参考:Hollywood Can't Seem to Crack Marvel's 'Fantastic Four')
『SCREEN RANT』では、興行成績についても言及。『ファンタスティック・フォー』は、予想以上にきわどい状況に追い込まれており、下方修正した公開初週末の興行成績予想の4千6百万ドルどころか、3千万ドルにも及ばないという見方さえ出ているという。20世紀フォックスの大損失を暗示させる数字で、当初予定されていた2017年公開の続編の製作も危ぶまれているそうだ。(参考:'Fantastic Four' Box Office Suggests Major Loss For Fox)
さらに『DARK HORIZONS』では、『ファンタスティック・フォー』の興行成績予想を、スーパーヒーローものでは2007年に公開された『ゴーストライダー』以来となる最低の状況であると指摘している。(参考:"Fantastic Four" Fizzles On Opening Day)
(文=編集部)