『ぼっち・ざ・ろっく!』伊地知姉妹を演じる内田真礼や鈴代紗弓ら、映画化に「大きな覚悟を感じています」

『ぼざろ』映画化に声優陣が気合い

 アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇場アニメ化が11月1日に発表された。タイトルは『映画ぼっち・ざ・ろっく! 星のあしあと』。2027年の公開に向けて、ティザービジュアル、特報映像などが一斉に解禁され、大きな反響を呼んでいる。

 『ぼっち・ざ・ろっく!』は、はまじあきが手がける4コマ漫画(芳文社「まんがタイムきららMAX」連載)。コミュ障のギタリスト・後藤ひとりがバンド"結束バンド"と出会い、人前で音を鳴らすことの怖さと歓びを知っていく物語である。2022年のTVアニメ化では、実在のライブハウスを思わせる下北沢の空気感と、劇中バンドの楽曲が本物のムーブメントとして機能したことでも話題を呼んだ。

 映画化されるのは、単行本5巻巻末に収録された特別編「星に手向けるあいの花」。結束バンドが活動するライブハウス・STARRYの店長であり、伊地知虹夏の姉でもある伊地知星歌を主人公に、10年前に起きた姉妹の"別れ"から始まる"夢"の物語を描く。

 監督は若林信、脚本は吉田恵里香、キャラクターデザインは堀口悠紀子、アニメーション制作はCloverWorksが担当する。若林監督はコメントで「原作は夢と秘密の物語です。その中で星歌を導いていくのは、願いの力です」と本作の核を表現。「『願い』こそが星歌に、虹夏に最大の貢献を果たしていた」という原作の魅力を、映画に残したいと語った。

 発表直後、はまじは自身のXでも「あの読み切りで描いた虹夏ちゃんと星歌の過去が映画化です!!!!!!!」と喜びを爆発させ、「今回の映画の内容は5巻に収録されてる読み切りです!!!!!!気になる方は是非読んでね」と原作への誘導も忘れない。さらに「キャラによって命の重みが全然違うぼざろ5巻」とも投稿している。 




 脚本の吉田は、原作の読み切りを「これ映像で観たいな、脚本書きたいなぁ~!」と猛烈に思ったと振り返り、「はまじ先生は、【欠点】や【短所】とされてしまうものを魅力的に愛すべきものとして描く天才」と原作へのリスペクトを綴っている。



 また俳優やアーティストのスタイリングを手がける入山浩章が、スタイリストとして参加。自身のSNSで「ずっとアニメのスタイリングがしたく、夢が叶いました。しかもぼっち・ざ・ろっく!」と喜びを明かし、「バンドのスタイリストとして長年やってきた事、感じた事を若林監督の元、全て込めました」と意気込みを綴っている。


 そして本作の肝となるのが、姉妹を演じる声優陣だ。星歌役の内田真礼は、原作を初めて読んだ際に「2人を守りたい、、、!と今まで感じたことのない気持ちになった」と語り、いつか演じたいと願っていたキャラクターへの思いを明かす。普段はみんなを見守る立場の店長をどう演じるかについて、「言葉にすることが苦手な星歌だからこそ、その奥にある思い、やさしさや、虹夏への思いを丁寧に演じられたらと思います」とコメント。多くを語らない星歌の内面に、繊細に命を吹き込む構えをみせた。


 虹夏役の鈴代紗弓は、演じられること自体への喜びの一方で「正直、それだけでは言い表せない想いもあり、大きな覚悟を感じています」と率直な胸の内を吐露。TVアニメ1期で虹夏が口にした「お姉ちゃんだけが家族だったんだ」という台詞を挙げ、「その言葉に込められた意味を、より深く感じていただける物語になると思います」と語った。「一生懸命、伊地知虹夏として生きたい」という言葉には、作品への並々ならぬ熱量がにじむ。

 あわせて、TVアニメ第2期の監督・山本ゆうすけから寄せられたコメント色紙も公開。結束バンドのアジアツアー「結束バンド ASIA TOUR 2027 “To Asia.”」の開催も発表され、2027年3月13・14日の大阪公演を皮切りに、ソウル(5月8日)、香港(5月22日)を巡る。制作中のTVアニメ第2期と合わせ、"ぼざろ"の世界はさらに大きく広がっていく。


 社会現象を巻き起こした青春バンドストーリーが、新たな姉妹の物語とともに劇場へ。『星のあしあと』の公開は2027年。続報を楽しみに待ちたい。 

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