YOASOBI × 綿矢りさ × 宇野千代が共鳴する“今を生きる力” 朝ドラ『ブラッサム』主題歌「咲き誇れ」は何を描く?

 YOASOBI「咲き誇れ」のMVが10月14日20時に、YouTubeでプレミア公開される。

 同じ日に先駆けて配信リリースされた楽曲は、明治・大正・昭和を股にかけて人生を謳歌した作家・宇野千代をモデルにした、NHK連続テレビ小説『ブラッサム』の主題歌。劇中では、主人公・葉野珠(石橋静河)が山口県・岩国に生まれ、困難にぶつかりながら作家としての道を切り開いていく。

 “小説を音楽にするユニット”であるYOASOBIの楽曲には、毎回「原作小説」が存在する。今回その筆を執ったのが『インストール』(2001年)や『蹴りたい背中』(2003年)、『私をくいとめて』(2017年)などで知られる、綿矢りさ。宇野千代を敬愛してきた彼女が短編小説「桜(はな)の命は不滅なり」を書き下ろした。

 本作は高校生のとき読んだ母親の本棚にあった宇野千代の本を、大人になってから読み直すという書き出しから始まる。頭でばかり考えて、仕事に悩んでいた綿矢に「行動が思考であった」「私、何だか死なないような気がするんですよ」などの言葉が刺さったのだという。情報が多すぎる現代に、押しつけがましい自己啓発ではない彼女の言葉が響くのかもしれない。

 楽曲を手がけたAyaseは、宇野と同じく山口県出身。自伝『生きて行く私』を読み込み、宇野の生家やゆかりの地を自ら訪ねて制作したという。タイトルの「咲き誇れ」や歌詞「今を生きている」などからも影響を感じられる。歌唱を務めたikuraは、喜びも悲しみもエネルギーにして前に進む主人公に思いを寄せながら歌ったという。

 なお、本日20時に公開されるMVは、ヒット曲「夜に駆ける」を手掛けたアニメーター・藍にいなによるもの。YOASOBIにとって、新たな代表作となるか。原作小説やドラマとあわせて味わってほしい。

YOASOBI X(@YOASOBI_staff)より

 

YOASOBI X(@YOASOBI_staff)より

 

YOASOBI X(@YOASOBI_staff)より

 

YOASOBI X(@YOASOBI_staff)より

 

Ayase X(@Ayase_0404)より

■綿矢りさ「桜(はな)の命は不滅なり」:https://www.yoasobi-music.jp/novels/hananoinochi/

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