ジャズ界のレジェンド渡辺貞夫、初の自伝『ひとつの音 NOW'S THE TIME』刊行 世界を旅した半生を回想

渡辺貞夫、初の自伝『ひとつの音』刊行

 サクソフォン奏者・渡辺貞夫による『ひとつの音 NOW'S THE TIME』(文藝春秋)が11月5日に発売される。

 「ナベサダ」の愛称で親しまれる渡辺貞夫は、昭和、平成、令和にわたり日本を代表する音楽家として活躍してきた。今年2月に93歳を迎え、音楽活動は75周年。現在も精力的に全国ツアーをまわっている。

 渡辺は1933年、栃木県宇都宮に生まれ、高校卒業後の18歳で上京。1962年にボストンのバークリー音楽院に留学し、ディジー・ガレスピーなど数々のトップミュージシャンと共演した。帰国後はブラジル、アフリカ、チベット、スイスなど世界各地を旅し、ジャズの枠に留まらない独自のスタイルで世界を舞台に活躍してきた。

 本書では渡辺が、これまでの半生を振り返り、ジャズとの出会い、アメリカでの修業、世界的ミュージシャンとしての活躍など、音楽との日々について綴る。あわせて、「家族」「病」「孤独」「戦争」といった、これまで多くを語ることのなかったテーマについても率直な言葉で記している。

 なかでも力を込めたのが、世界各地で戦争や紛争が勃発するなか、どうしたら次世代の子どもたちが健やかに生きていけるのかといった、「平和への祈り」のようなメッセージだという。音楽ファンだけでなく、今の時代を生きるすべての人に向けた一冊となっている。

■渡辺貞夫コメント

旅した国々の自然と人との出会いは、僕の音楽人生に大きな影響を与えてくれました。いい音楽仲間たちに恵まれて、いい時間を一緒に過ごすことができて、いい時代だったと思います。

■書誌情報
『ひとつの音 NOW'S THE TIME』
著者:渡辺貞夫
価格:紙版2,090円(税込)/電子版2,000円(税込)
発売日:11月5日
出版社:文藝春秋
判型:四六判並製カバー装 320ページ
ISBN:978-4-16-392170-9

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