全世界2000万部突破の〈シグマフォース〉シリーズ最新刊『ツァーリの蔵書』刊行へ

 ジェームズ・ロリンズによる〈シグマフォース〉シリーズ最新作『ツァーリの蔵書』上・下巻が、7月2日に竹書房文庫より刊行された。

 本作は、全米で2024年8月にWilliam Morrowより発売された「Arkangel」の翻訳版で、桑田健が訳を手がける。〈シグマフォース〉シリーズは全米で2005年から刊行され、世界35カ国で翻訳、全世界累計2000万部以上を突破しているベストセラーシリーズ。日本でも2007年に書籍版、2012年より文庫化され、本作でシリーズ17作目を数える。

 〈シグマフォース〉は、米国国防総省で研究・開発を担当するDARPA(国防高等研究計画局)の管轄下に置かれる精鋭部隊。隊員たちは知能・肉体ともに優れた“殺す訓練を受けた科学者”であり、歴史の中に秘密があり現代の科学にも影響する奇妙な事件に世界各地で対処していく。歴史の謎に科学で挑むミステリー・アドベンチャー・シリーズとなっている。

 最新作『ツァーリの蔵書』では、モスクワを訪れていたヴァチカンの考古学者が殺害され、彼が死の直前に送ったメールに添付されていた古い書物のページの写真から物語が動き出す。シグマフォースはその写真がイヴァン雷帝によって隠された黄金の蔵書に関連していると判断し、隊員のグレイ・ピアースたちをモスクワに派遣する。エカチェリーナ大帝が仕掛けた謎の解明に取り組むグレイたちの前に、ロシアが「第三のローマ」になるとの運命を信奉するアークエンジェル協会が立ちはだかり、宿敵ヴァーリャ・ミハイロフ率いるネオギルドも敵に加担する。

 下巻では、黄金の蔵書とそこにあった中世の地図から伝説の北の大陸ヒュペルボレアの所在地を突き止めたグレイたちが、極北の地で決死の争奪戦に挑む。長きにわたるグレイとセイチャンの関係にひとまず決着がつき、ギルドの残党も含めて一区切りとなる一方、新たな脅威の組織が出現し、シリーズは今後も継続予定となっている。

 著者のジェームズ・ロリンズは獣医の経験を経て作家に転身した人物で、〈シグマフォース〉シリーズのほか、『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』の小説版の執筆、大型ファンタジーシリーズ〈ムーンフォール・サーガ〉『星なき王冠』(竹書房)なども手掛けている。

■書誌情報
『シグマフォース シリーズ17 ツァーリの蔵書 上』
著者:ジェームズ・ロリンズ
訳:桑田健
価格:1,320円(税込)
発売日:2026年7月2日
出版社:竹書房

『シグマフォース シリーズ17 ツァーリの蔵書 下』
著者:ジェームズ・ロリンズ
訳:桑田健
判型・ページ数:文庫・456ページ
価格:1,320円(税込)
発売日:2026年7月2日
出版社:竹書房

関連記事