「選ばれるとは思ってもいませんでした」若林正恭の初小説『青天』が第175回直木賞候補に

 オードリーの若林正恭による初の小説『青天』(文藝春秋)が、第175回直木三十五賞の候補作に選ばれた。選考会は7月15日に都内で行われる。

 若林正恭は、2013年に初のエッセイ集『社会人大学人見知り学部 卒業見込』を刊行。2018年にはキューバ旅を記した『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で第3回斎藤茂太賞を受賞した。3冊目のエッセイ集『ナナメの夕暮れ』は累計発行部数42万部を突破するなど、執筆活動でも注目を集めてきた。

 『青天』は、弱小高校アメフト部を舞台にした若林にとって初めての小説作品。同作は現在までに累計発行部数29万部を突破している。タイトルの「青天(アオテン)」とは、アメリカンフットボール用語で試合中に仰向けに倒される屈辱を表す言葉。総大三高のアメフト部に所属する「アリ」こと中村昴を主人公に、引退後の宙ぶらりんな日々のなかで再びアメフトと向き合う決意を固めていく姿を描く。

 若林は直木賞ノミネートにあたり、「とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品なので、直木賞の候補作に選ばれるとは思ってもいませんでした」とコメントしている。

■若林正恭コメント

とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品なので、直木賞の候補作に選ばれるとは思ってもいませんでした。主人公のアリが、想像よりずっと力強く、遠くまで走っていくなあと。「そのまま直木賞にぶち当たってこい」と背中を見守る気持ちです。

■書誌情報
『青天』
著者:若林正恭
価格:1,980円(税込)/電子版1,900円(税込)
発売日:2026年2月20日
出版社:文藝春秋

関連記事