【漫画】花粉症もかわいい妖精だったら許せる……? フルカラー絵本風の画風が優しい『花粉症が写真を撮る』
花粉症という言葉を聞くだけで、鼻がムズムズしたり、目がシバシバしたりする人は多いのではないか。ただ、Xに投稿された『花粉症が写真を撮る』を読むと、少しだけ花粉症を恋しく思えるような気もする。
花粉症の妖精「カフン・ショウ」が登場する、ハートウォーミングな本作を手掛けたyumさん(@yuuuuuum)に、制作の裏側などについて話を聞いた。(望月悠木)
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絵本っぽさを意識
――なぜ『花粉症が写真を撮る』を制作したのですか?
yum:まさに私自身が花粉症だったのと、この季節ならではの漫画を何か描きたいなと思い、制作しました。もともとファンタジー的な方向性の作品が好きなので、可愛いキャラクターを描きたくて「カフン・ショウ」という妖精を登場させました。
――「カフン・ショウ」のビジュアルはどう決めましたか?
yum:ハリネズミのトゲトゲがモフモフしているように見えて、それを見ていたら「くしゃみが出そうだな~」と思い、このビジュアルになりました。
――卒業後にバラバラになる弥子と沙世の喧嘩に、「カフン・ショウ」が居合わせる、という展開でしたね。
yum:「カフン・ショウ」にとっては、花粉症で出る涙こそが“正しい涙”なので、なんとかそれを流させるために奮闘する、という流れでストーリーを考えていきました。
――“正しい涙”はキラキラした雫のようなデザインでしたね。
yum:「キラキラした綺麗なものを食べる」というのが絵本みたいで好きなので、わかりやすい涙の形にしつつ、そのうえで可能な限りキラキラして見えるように描きました。
――フルカラーが印象的な作品でしたが、フルカラーにした理由は?
yum:もともとカラーで絵本っぽい漫画を描くのが好きなので、「カラーのほうが可愛い雰囲気になるかな?」と思ってカラーにしました。ゆるやかな空気感が伝われば嬉しいです!
――モノクロとフルカラーで意識の違いなどはありますか。
yum:カラーで描く時は、少しレトロな色合いに見えるよう意識しているので、そこはいつも気を付けています。あとは、少しでも「絵本っぽく、個性的に、それでいて自分らしい漫画に見えたらいいな」と思って、いつも描いています。
――今後の目標など教えてください。
yum:『洗濯荘の人々』という長く描いてきた作品をはじめ、これまで描いてきた作品をリメイクするなどして、漫画を世に出すために努力していきたいです。また、例えば「母の日」をテーマにした作品のように、季節やイベント折々の漫画もアップできればと思っています。あとは、イラスト制作の依頼などでも絵を描いていきたいと思っているので、そのための準備を進めていきたいです。