グーグル元幹部が説く人材育成論 『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』

 ピョートル・フェリクス・グジバチ『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』(クロスメディア・パブリッシング)が2026年4月2日に発売された。

 本書の著者は、グーグル元人材育成統括部長として活躍したピョートル・フェリクス・グジバチ。日本企業では「最近の若手は自分の頭で考えない」「主体性がない」という嘆きの声が頻繁に聞かれるが、著者は指示待ち部下の存在について彼らの能力不足ではなく、組織のマネジメントが生み出した結果だと指摘する。

 上司が無意識のうちに「出過ぎた真似をしない」「勝手に決めない」ことを部下に求めており、それが評価基準にもなっているため、部下は自衛手段として「自ら考えない」「自分で判断しない」行動様式を身につけてしまうのだという。

 本書では構造的問題を可視化し、根本的な解決策を提案。タスクの進め方を細かく指導するのではなく、まず「ビッグピクチャー」(全体像)を部下と共有する「ビッグピクチャー」教育法。グーグルの社内調査「プロジェクト・アリストテレス」の知見を基に、健全な衝突や建設的な批判を可能にする環境作りと、部下の成長を促す効果的なフィードバックの技術などが紹介される。

■著者紹介
ピョートル・フェリクス・グジバチ(Piotr Feliks Grzywacz)
連続起業家、投資家、経営コンサルタント、執筆者。プロノイア・グループ株式会社代表取締役、株式会社GA Technologies社外取締役。1973年ポーランド生まれ。2000年に千葉大学研究員として来日。モルガン・スタンレーで組織・人材開発を担当後、グーグルで人材育成統括部長として、リーダーシップ開発と組織変革を統括。2015年に独立し、未来創造企業のプロノイア・グループを設立。ベストセラー『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』『NEW ELITE』他、多数の著書がある。グローバル企業での豊富な経験を活かし、日本企業の組織変革や人材育成に関するコンサルティングを行っている。

■書誌情報
『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』
著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ(Piotr Feliks Grzywacz)
価格:1,815円(税込)
発売日:2026年4月2日
出版社:クロスメディア・パブリッシング

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