伊坂幸太郎『さよならジャバウォック』が「キノベス!2026」第8位にランクイン

 伊坂幸太郎による『さよならジャバウォック』(双葉社)が「キノベス!2026 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30」の第8位にランクインした。

 本の目利きである紀伊國屋書店スタッフの熱い支持により選ばれた本作。「夫殺し」から始まる物語は、数々の謎と違和感を引き連れて全く想像のつかないラストに辿り着く。

 「あの1行には泣かされました」「霧が晴れるように、思いもよらない結末が眼前に現れる。改めて小説の凄みを感じさせてくれる一作」「伊坂さんらしく、クールでニヤリとさせられる。そして、いつの間にか騙されている。こういう物語を待っていたんだ!!」など、ただのミステリーではないことを想起させる感想が数多く寄せられている。『さよならジャバウォック』をはじめ、「キノベス!2026」に選出された10位内の作品は、一部店舗を除き、2/1(日)より全国の紀伊國屋書店でフェアが行われる。

 伊坂幸太郎はこれを受けて「「キノベス!」の第一回の時、ランクインしたことでエッセイの依頼をしてもらい、エッセイは苦手だからとエッセイ風の短いお話を書いたことを覚えています。あれから、20年以上が経ったんですね…。『さよならジャバウォック』はデビュー25周年ということで、力を入れていたのでキノベスのランクイン、とても嬉しいです!励みになります。」とコメントした。

 結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。もうそろそろ息子の翔が幼稚園から帰ってくるというのに……。途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。「量子さん、問題が起きていますよね?中に入れてください」と。

著者プロフィール

伊坂幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と第21回山本周五郎賞を受賞。14年『マリアビートル』で大学読書人大賞、20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郞賞を受賞。

■書誌情報
『さよならジャバウォック』
著者:伊坂幸太郎
価格:1,870円(税込)
発売日:2025年10月22日
出版社:双葉社

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