メンヘラ大学生による失恋短編集『トラウマも君を好きだった輝き』 ショートドラマも特設サイトにて公開

 双葉社パステルNOVELより、『トラウマも君を好きだった輝き』(双葉社)が12月17日(水)に発売される。

 本書発売に先がけ、短編3編の感動的な一場面を映像化したショートドラマが特設サイトで12月10日(水)より公開された。監督・脚本を務めるのは、『BADBOYS -THE MOVIE-』でも話題を呼んだ西川達郎。著者であるメンヘラ大学生が綴る、みずみずしい恋の痛みを映像で映し出している。

 西川達郎は「もう思い出す事は無いだろうなと油断していたら、突然夢に出てきて不意打ちをくらわされる様な、そんな過去の恋愛を描いた短編小説をショートドラマ化しました。ぜひ心の奥底にひっそりとしまっておいた記憶をくすぐられて下さい」とコメントした。

 小説内の一編『クラゲみたいな君』を特設サイトにて丸ごと公開。ショートドラマで見て、小説を読んで、どこから触れても魅力が深まる一作となっている。

 高校三年生の優実とタケヒロは恋人同士。けれど、彼女には追いかけたい夢があった。夢へ向かう優実と、目標もなくたゆたうタケヒロ。すれ違いはやがて二人を引き裂いていく――(『クラゲみたいな君』)。ユキと翔太は幼なじみ。ユキはずっと彼に想いを寄せていたが、高校生になると翔太に恋人ができてしまう。想いを断ち切るため、ユキは彼にピアスを開けてほしいと頼むが……(『ピアスは、ずっとそこにある』)。ほか3編、全5編。SNSフォロワー35万人超。若者から絶大な支持を集める著者が描く、「失恋が映す本当の自分」。ピアス、パーカー……恋の記憶を象徴するアイテムが各話に登場。トラウマさえ、君を想っていたから輝いた。全力で恋をした過去に、今日も生かされているあなたへ。

著者/メンヘラ大学生

SNSフォロワー35万人超。若者の心に寄り添い、共感を呼ぶ作品を多数執筆。代表作に『君に選ばれたい人生だった』『君と結ばれる世界でなくても』(ともにKADOKAWA)がある。

監督・脚本/西川達郎

福岡県出身。東京藝術大学大学院 映像研究科 映画専攻監督領域卒。AOI biotope所属。修了制作品の映画『向こうの家』が、ええじゃないかとよはし映画祭初代グランプリを受賞した他、うえだ城下町映画祭実行委員会特別賞、はままつ映画祭観客賞など多数の映画祭に選出され、全国劇場公開される。また、オランダCAMERA JAPAN FESTIVALに選出され海外上映される。ドラマ監督作として「ゲキカラドウ」(テレビ東京)、「ひねくれ女のボッチ飯」(テレビ東京)メイン監督、ドラマ「あの日ボウリング場から出られなくなったこと」(TOKYO MX)全話監督を担当。2024年監督脚本を担当した商業映画デビュー作、映画『BISHU~世界でいちばん優しい服~』が公開。第32回キネコ国際映画祭にて日本作品長編部門グランプリを受賞。

■書誌情報
『トラウマも君を好きだった輝き』
著者:メンヘラ大学生
価格:1,760円(税込)
発売日:2025年12月17日
出版社:双葉社

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