『ちいかわ』うさぎ、”天国”へ……? 食欲そそるウラヤハボウズ登場回を振り返る

 イラストレーター・ナガノ氏がSNS上で連載している漫画『ちいかわ』。ちいかわ・ハチワレとともに作品の主要キャラクターとして人気のうさぎが、2025年8月の投稿ではいつもと異なる姿を披露し話題となっている。本稿では今回のうさぎ(?)について振り返りたい。

 2025年8月に投稿されたエピソードに登場したのは、いつもよりも体の小さく、まるでてるてる坊主のような見た目をしたうさぎ。このうさぎは過去にも何度か登場しており「ウラヤハボウズ」「ウラボウズ」と呼ばれている。


 見た目や名前から「てるてる坊主」を連想させるウラヤハボウズであるが、決まって天気にまつわるエピソードに登場している。2024年の投稿には雨の日に家でカップラーメンを食べる姿が描かれた。


 雨が上がり空に太陽が見えると、陽気に歌い出すウラヤハボウズ。そのあと外出して「かつや」で食事を楽しむ姿も描かれている。


 上記のエピソードから、ウラヤハボウズは天気とともに食事にまつわるお話に登場していることが伺える。現に2025年8月5日に投稿されたエピソードでは雨が降るなか家で綿あめを楽しむウラヤハボウズが描かれた。


 そのあとに投稿されたエピソードでは太陽、もといタイ料理であるトムヤムクンを食べるウラヤハボウズたちが描かれている。


 また8月8日に投稿されたエピソードでは天気の国(略して「天国」)に帰ることになったウラヤハボウズ。突然の別れに困惑するちいかわたちであったが、そのあとのエピソードで空から何事もなく帰ってきた。お土産としてなぜか瓦せんべいを持ってきている。


 雨の日は家の中で、晴れの日には外で美味しいものを食べている、天気の国からやってきたウラヤハボウズ。2025年6月の梅雨の時期には、まさに「てるてる坊主」のような公式グッズが発売されている。


 アミューズメント施設の景品にはウラヤハボウズの小さなフィギュアもラインナップ。前述したエピソードのように、カップラーメンのふたを押さえるためにぴったりなサイズ感となっている。


 普段から表情の豊かなうさぎの、本編のお話とは少し異なるもうひとつの顔・ウラヤハボウズ。様々な天気のなか、その時々にあった料理を食べるウラヤハボウズの姿は、厳しい暑さや突然の雨に悩まされる夏の日々に癒しを与えてくれる。

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