本屋大賞受賞作『村上海賊の娘』和田竜による戦国巨編『最後の一色』刊行決定
和田竜『最後の一色』(小学館)の上下巻が2025年11月に刊行される。
本書は映画化されたベストセラー『のぼうの城』、本屋大賞受賞作『村上海賊の娘』の作者・和田の最新作。
織田信長による天下布武の軍団が日本全土を侵略していくなか、その怪物は戦場にあらわれた。名を丹後の守護大名、一色義員(よしかず)の嫡男・五郎と言った。
17歳の若武者は、父が倒された圧倒的に不利な状況下、凄惨な戦闘を繰り広げ、その場にいた敵方・長岡(細川)家を瞬く間に恐怖に陥れる。
信長に丹後を支配するよう命じられた智将・長岡藤孝、猛将・忠興親子は、決死の覚悟で対峙し続けた。
味方にも本心が見えない五郎が進もうとする先は、果たして織田家の壊滅か、一族の破滅か――。戦国時代最後の怪物が、覚醒する。
■著者プロフィール
和田竜(わだ・りょう)
1969年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
2003年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。
2007年、同作を小説化した『のぼうの城』(小学館)でデビュー。直木賞候補、本屋大賞2位を経て映画化もされ、累計200万部のベストセラーとなった。
2014年、『村上海賊の娘』(新潮社)で吉川英治文学新人賞、そして本屋大賞を受賞し、累計300万部を突破。他の著作に『忍びの国』(新潮社)、『小太郎の左腕』(小学館)がある。
■書誌情報
『最後の一色』
著者:和田竜
価格:上巻2,100円(税込)
下巻1,900円(税込)
発売日:2025年11月
出版社:小学館