『呪術廻戦』最新28巻で意外な新事実が続々判明ーー連載では謎だった“人物”の情報も

宇佐美と呪術高専メンバーの意外な人間関係

  日車寛見といえば、呪術師になってから2カ月足らずで宿儺に認められるほどの実力を身に付けた“才能の原石”。「新宿決戦」では戦闘中に反転術式を習得するという離れ業まで披露していたが、28巻ではそんな彼がさらなるポテンシャルを秘めていたことも発覚した。

  おまけページでは、禪院真希や甚爾、宿儺といった作中の強い術師たちは空中を移動する手段をもっていることが判明。それは空気の“面”を捉えて移動する二段ジャンプ的なものだという。そして日車はこの技術を習得する間近まで到達していたらしく、過去のとある描写でその片鱗が描写されていた。

  結果的に尺の都合で日車は“面”を捉えられるようにならなかったが、本編終了後には術師として働き始めることが示唆されている。そこでさらなる成長を果たし、特級レベルの術師となることはほとんど確実だろう。

  さらには、多くの読者が気になっていたであろう宇佐美についての情報も。あらためて振り返ると、この人物の名前が作中に出てきたのは第253話。日下部篤也が「最強の一級術師は誰?」という問いに対して、「俺と宇佐美以外の誰か」と答えたことで注目を浴びた。

  突如名前が出てきたが、一切の情報が謎に包まれていたため、「一体何者なのか」と議論を呼んでいたが、28巻でとうとうその情報が解禁。宇佐美の顔や人となりなどに触れられており、五条悟や冥冥との折り合いが悪かったことも明かされている。ただ、今後の登場予定は一切ないという。

 そのほか連載版からの変更点としては、当初下書き状態で掲載されていた真希と宿儺の戦闘シーンが清書されていたり、宿儺の斬撃を浴びて倒れ込んだ日下部の姿が新たに描き直されていたりと、少なくない違いが見られる。

  連載時に読んでいた人でもさまざまな発見を得られるはずなので、あらためて単行本と見比べてみてはいかがだろうか。

関連記事