『ONE PIECE』で1番悪い海はどこ? 東西南北の海&グランドラインの治安事情を振り返る

 最終章に突入し、怒涛の展開を見せる『ONE PIECE』。作中では「空白の100年」を始めとした、世界の歴史に関わる謎にも言及されている。そこで今回は、そんな過去の歴史に関わる可能性もある東西南北の海とグランドラインに注目。現在までに明かされている各海の治安や情勢を振り返っていこう。

最弱の海は20年以上前から“平和の象徴”?

 「赤い土の大陸(レッドライン)」と「偉大なる航路(グランドライン)」によって、4つの海に分けられている『ONE PIECE』の世界。主人公・ルフィやゾロ・ナミ・ウソップの出身地が“最弱の海”とも呼ばれる「東の海」だ。懸賞金の平均が300万ベリーと安く、グランドラインにはゴロゴロいる1000万ベリー越えの賞金首が東の海では大物扱い。

 しかし裏を返せばもっとも平和で治安の良い海でもあり、映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の特典冊子「0巻」の中で、センゴクも「“東の海”は平和の象徴」と発言している。0巻は大海賊時代が始まる前の出来事を描いているため、東の海は大海賊時代が始まった22年以上前から治安が安定していたようだ。

 強大な5つのマフィアが裏社会を牛耳っていると明かされているのが、ロビンの故郷・オハラがある「西の海」。マフィアが強大な力を持っているため治安が良いということはなさそうだが、一方である程度のルールがあり、多少の統率は取れている可能性が高そう。ちなみにルフィと同じ最悪の世代であるカポネ・ベッジのファミリーは、5大マフィアのうちの1つ。また読者からはドレスローザ編で登場した西の海・花ノ国(カノくに)のギャング・八宝水軍が、5つのファミリーのうちの1つではないかと言われている。

 現時点でもっとも情報が少ないのが、エースが生まれたバテリラやボニーの故郷・ソルベ王国がある「南の海」。作中で描かれた南の海の国々の様子から南国感が強い場所が多く、極端に治安の悪い描写は描かれていない。そのため治安については読者から、「東の海より悪く、北の海よりは良い」と予想されている。

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