令和ロマン・高比良くるま「ヒル魔の話ができた!!」 人生のバイブル『アイシールド21』の原作者と食事会
お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまが5月13日深夜、自身のXにて、以前から「人生のバイブル」と語ってきた人気漫画『アイシールド21』の原作者・稲垣理一郎と対面を果たしたことを明かした。「きっちょむさんと中谷祐太先生の紹介で稲垣理一郎先生とご飯に行くことができた!!」としており、漫画好き芸人として知られる吉川きっちょむ、マユリカ中谷が会食の機会を作ったようだ。
『アイシールド21』は2002年から09年まで、「週刊少年ジャンプ」で連載されたアメリカンフットボール漫画。多くの個性的なキャラクターが登場し、それぞれに“生きる道”を見出す姿が熱い作品だ。本作を愛好する有名人は多く、オードリー・若林正恭、四千頭身・後藤拓実など、漫画好きの芸人たちも口々にその魅力を語ってきた。
2023年にM-1王者に輝き、一躍時の人となった令和ロマン・高比良も『アイシールド21』に魅了された一人。その思い入れは業界随一で、「人生のバイブル」「自分のすべて」とまで語っている。特に今回のポストに「僕の人生の指針を作ってくれた」とある蛭魔妖一(ヒル魔)というキャラクターへの愛着は人一倍で、「stand.fm」で配信中のラジオ『令和ロマンのご様子』でも度々エピソードが披露されている。
小学生時代、天才的に悪知恵が働くヒル魔に憧れたくるまは、自身の希望を通すために人の弱みを握る「脅迫手帳」のエピソードを再現すべく、校長室の周りをうろうろしてゴシップを探していたという。優しい校長はくるまを心配して校長室に招き入れ、その後、希望していた「アメフト用のボール」を学校に導入してくれたのだとか。「脅迫手帳」とは違う優しい展開だが、見事にアメフトに触れるきっかけを手に入れたということだ。
2020年3月23日の第5回配信によれば、その後高比良は、わざわざ私立の中学校を受験し、アメフト部を立ち上げる……という『アイシールド21』のストーリーをなぞろうと計画。しかし、その学校はラグビー部が名門で、比較的近い競技であるアメフト部に生徒を勧誘することは事実上不可能だった。そこで、「まあ、ラグビー部でもよし」として、中高の6年間をラグビーに捧げたと話していた。
芸人らしく“盛って”話している部分があると想像されるが、今回の食事会で、原作者の稲垣氏も「あまり覚えていなかった」という、ハッキネンというレアキャラクター(フィンランド代表のクォーターバックで、特徴は白い歯)の話ができたと喜ぶなど、その“アイシールド愛”は本物。ラジオやYouTube動画でもさまざまなシーンを完全再現しており、本作は確かに彼にとってのバイブルと言っていい作品だということは間違いなさそうだ。
そんな作品を生み出した稲垣氏と、高比良くるまは他にどんな話で盛り上がったのだろうか。今後、詳細が語られることに期待したい。