泣けるサブタイトルに『ドラゴンボール』オマージュも！

　他にも人気のサブタイトルはたくさん存在する。轟家の過去と荼毘がどのように誕生したのかを描いた「火の不始末」は、「タイトルが秀逸すぎる」と好評の声が続出していた。

　また原作では4回に渡って描かれた「皆がヒーローになるまでの物語」も人気タイトルのひとつだ。“僕がヒーローになるまでの物語”として始まった『ヒロアカ』が、“みんながヒーローになるまでの物語”へと発展。ネット上では「これは感動する」「涙が止まらないよ……」といった声が上がるなど、ファンの心に強烈に突き刺さったようだ。

　原作329話「欧米ギリギリ！！　ぶっちぎりの凄い奴」は、劇場版『ドラゴンボールZ』のタイトル「銀河ギリギリ！！　ぶっちぎりの凄い奴」を連想させる遊び心満載のサブタイトル。作者の堀越耕平は、『ヒロアカ』の映画4作目制作について「映画四本って、ほんとびっくりしちゃいますね。子どもの頃、毎年のように上映されていたドラゴンボール映画を思い出します」と語るほどの『ドラゴンボール』ファンだ。ヒロアカ内でも『ドラゴンボール』の影響は多く見られるようで、堀越も「悟空が超サイヤ人になったあたりの体つきがすごく強そうで大好きで、オールマイトはその影響が少なからずある」と話している。

　印象的だったり伏線が隠されていたりと、さまざまな工夫が詰まった『ヒロアカ』のサブタイトル。『ヒロアカ』を読み直して、あなただけのお気に入りのサブタイトルを見つけてみてほしい。

■トップ画像
『僕のヒーローアカデミア　フィギュア　オールマイト』
仕様：PVC、ABS　塗装済み完成品フィギュア 1/8スケールフィギュア
価格：25,850円(税込)
発売元：株式会社タカラトミー（企画制作：株式会社セガ）
©堀越耕平／集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会