『せかいいちのねこ』の絵本作家・ヒグチユウコの「猫」が話題、なぜ世代を超えて魅了する?

 今年50周年を迎えた白泉社は、「白泉社のこと、白泉ネコでおぼえてください」と銘打ち、『パタリロ!』(魔夜峰央)の「スーパーキャット」や『夏目友人帳』(緑川ゆき)の「ニャンコ先生」、『ノラネコぐんだん』(工藤ノリコ)の「ノラネコ」など、白泉社が“食べさせてもらっている”人気ネコキャラクターたちが大集合した広告を展開し話題となった。

 広告には、今回発売された切手にもデザインされている、ヒグチユウコのオリジナルキャラクターの「こはる」というネコが抜擢された。『せかいいちのねこ』シリーズの3巻目に当たる『ほんやのねこ』の主人公である、謎めいたほんやの女主人だ。

 「こはる」は、2021年発売の仕掛け絵本、『ファッションマジック』にも登場する。こちらも、白泉社の人気絵本で、上・中・下に3分割されたカード用紙をパタパタとめくると、ネコたちを自由自在に着せ替えることができる。その楽しい仕掛けとデザインのおしゃれさは、小さな子どもから大人までを魅了する、プレゼントにもぴったりの一冊だ。

 ヒグチユウコのギャラリーショップ「ボリス雑貨店」では、2023年12月1日から「白泉社50周年記念フェア」として、MOE1月号と、今回紹介した『せかいいちのねこ』や『ファッションマジック』など白泉社から発売されている書籍2冊を購入でB3ポスターをプレゼントするなどの企画が行われている。(※ポスター無くなり次第終了)

 絵本の世界を飛び出して、活躍の場を広げていくヒグチユウコの描くネコたち。この機会に実際に手に取ってみてはいかがだろうか。

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