トータルテンボス・藤田が推す “野球応援歌のカリスマ”があの曲の制作秘話を披露した新刊に注目
野球が日本に伝来して150年を迎え、ますます盛り上がりを見せる野球界。心揺さぶられる熱戦の傍らにはいつも、選手たちを支える応援歌が響く。そんな時代とともに進化し続ける応援歌にスポットを当てた一冊が、8月9日、野球の日に発売決定。
若干14歳にして日本ハムファイターズの選手応援曲を手がけ、ロッテや楽天などその後も数多くの応援歌の制作に携わってきた、“応援のカリスマ”ジントシオ。彼が初めてその舞台裏を明かした『野球と応援スタイル大研究読本』が、カンゼンより刊行される。
トータルテンボス・藤田も推薦 日本野球界ならではの応援スタイルを徹底解剖
高校時代は野球部でエースとして活躍した経歴を持ち、お笑い界でも随一の野球好きとして有名な、トータルテンボスの藤田憲右も推薦する本書。進化し続ける応援は誰のためか、心に刺さるメロディラインの作り方、盛り上がる応援の規則性と構成など、球場を一気にエンタメ空間へ昇華してくれるようなトピックが盛りだくさん。
さらに藤田憲右と早稲田大学応援部との豪華特別対談2本も収録。パイオニアが伝える「応援」の魅力がたっぷり詰まった一冊だ。
本書で紹介している主な楽曲(一部譜面付き)
ロッテ応援名曲選『俺たちの誇り』/『ベニー・アグバヤニ応援歌』/『西武には負けられない!』/『エリーゼのために』/『夏限定・夏の夜空に願い込めて』/早稲田佐賀高『チャンス早稲田佐賀』/奈良大付属高『青のプライド』/東邦高『めっ声東邦』/八千代松陰高『勝つぞ八千代松陰』/関西大『カイザー』/トヨタ自動車「ドライブ」「絆」サッカー・SC相模原『SAGAMIHALA・LA・LA』/バスケット・千葉ジェッツ『千葉ジェッツの歌』/アメフト・アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ『挑戦者よ』/いぎなり東北産『リライトガール』/ 『高校野球大好き芸人・応援歌』
目次
第1章 応援スタイルってこうやって構築される
応援はレガシーとして生き続ける
応援は生き物、変化期へ突入
選手のための熱狂と共感
野球と他競技の応援の違い
応援スタイルを定着させるのに必要なこと
応援にいかせる楽器術 …など
第2章 盛り上がる応援の規則性
応援の中の規則性
リード担当者の役割
球場全体を巻き込む特別な応援…など
第3章 応援歌の作り方
楽曲をつくるうえで考えるべきポイント
心に刺さるメロディラインを作る
アイドル提供曲と応援の親和性…など
第4章 ジントシオ作曲、応援歌紹介
『めっ声東邦』
『勝つぞ 八千代松陰』
『カイザー』
『SAGAMIHA LA・LA・LA』
『高校野球大好き芸人・応援歌』…など
著者プロフィール
ジントシオ
1980年5月18日、東京都出身。作曲家。1993年当時中学1年生で日本ハムファイターズの応援団員となり、14歳にして当時チームを代表する選手応援曲を手がける。高校入学後は、千葉ロッテマリーンズ応援団員として楽曲制作に尽力。高校卒業後、活動の場を韓国へ移す。韓国時代はロッテジャイアンツ応援団に所属しながら、スカバンド「Lazy Bone」のトランペットを担当し、プロミュージシャンとして活躍。2002年帰国後、2002年~2004年は千葉ロッテマリーンズの応援活動。一時応援の世界から離れるも2010年千葉ロッテマリーンズ応援団長に就任(2015年まで)。2018年~2021年まで4年間、東北楽天ゴールデンイーグルスの応援プロデューサーとして活動した。2016年以降、プロ野球という枠組みを超え高校野球、大学野球、さらにはもっと広いスポーツ全般(Jリーグ、Bリーグ等)においての「音楽」「応援」を主体とした制作活動へと活躍の場を広げる。2021年7月ロケットミュージックより吹奏楽用譜面『ジントシオ作品集 vol.1,2』を発売。
書誌情報
『野球と応援スタイル大研究読本』
カンゼン
発売:2022年8月9日発売予定
定価:1,600円+税(予価)
頁数:208頁