湊かなえデビュー作『告白』の文庫版が100刷突破 単行本と合わせた累計部数は358万部越え

 2008年に刊行された湊かなえのデビュー作『告白』、「週刊文春08年ミステリーベスト10」1位、第6回本屋大賞1位を受賞した単行本は、2010年に文庫化されて以来、切れ目なく増刷を続け、2019年12月10日に第100刷に。今回の増刷で文庫版の発行部数は288万部を超え、単行本と合わせた累計部数は358.7万部となった。

第100刷記念に際し、湊かなえからコメントが寄せられた。

そんな湊かなえのデビュー10周年に刊行された、初エッセイ集『山猫珈琲』上下巻の文庫版が、12月13日発売となる。

 上巻は、朝日新聞、神戸新聞、日経新聞などに連載されたエッセイを収録している他、特別収録として同郷の歌手ポルノグラフィティの楽曲『Aokage』をイメージした掌編小説が掲載されている。

 下巻は、様々な雑誌に寄せたエッセイや、シナリオ応募から小説家デビューまでを綴った連載を収録。特別収録として、脚本コンクール受賞作『ラスト・エレベーターガール』『答えは、昼間の月』が掲載されている。

■著者プロフィール
湊かなえ。1973年広島県生まれ。2005年第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。07年第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。 同年『聖職者』で第29回小説推理新人賞を受賞。08年同作品を収録した『告白』でデビューし、「2008年週刊文春ミステリーベスト10」第1位、09年本屋大賞を受賞。また14年には、アメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙のミステリーベスト10に、15年には全米図書館協会アレックス賞に選ばれた。12年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。16年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞を受賞。18年『贖罪』がエドガー賞〈ペーパーバック・オリジナル部門〉にノミネートされた。

■書籍情報
『告白』
著者:湊かなえ
発売:双葉社(双葉文庫)
発売日:2010年4月11日
定価:619円(税抜き)
商品ページ:https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-51344-8.html

『山猫珈琲』上下巻
著者:湊かなえ
発売:双葉社(双葉文庫)
発売日:2019年12月13日
定価:各600円(税抜き)
商品ページ(上巻):https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-71482-1.html
商品ページ(下巻):https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-71483-8.html

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