KEY TO LIT、悲願のデビューを祝福する縁と絆 大倉忠義、山田涼介、中島健人、佐久間大介……5人を囲む温かな輪
KEY TO LITがデビュー曲「KEY TERUYA2 ~キテルヤツ~」を地上波初披露した、10月23日放送の『ミュージックステーション 40周年スペシャル』(テレビ朝日系)の余韻が長く続いている。
歌唱後には、共演していたAぇ! groupやTravis Japanのメンバーらが立ち上がり、生田斗真も手を突き上げ、かつて同じ事務所で活動していたINI・田島将吾、さらにこの世界のレジェンドとも言える郷ひろみもまた笑顔で拍手を送っていた。それぞれキャリアも現在地も異なれど、KEY TO LITの新たな門出をともに喜び、まっすぐにエールを送る幸福感でいっぱいな光景が、今も心に焼きついているのだ。
出演直後、KEY TO LITは単独YouTubeチャンネル初の生配信を行い、あのステージの前にもあとにも、5人を気にかける人たちがいたことを明かした(※1)。
大倉忠義が見ていた、5人の持ち味
リハーサルにはSUPER EIGHT・大倉忠義が駆けつけたそう。そこでKEY TO LITの5人は、「自分らのライブであんな大口叩いて、外に出た瞬間、縮こまってて、良くない」と指摘されたのだという。デビュー曲の初披露という大舞台を前に、柔らかい印象を与えたほうがいいのではと、丸くなっていたと振り返る5人。だが、大倉の一声に「ああ、たしかに」と、内弁慶のようになりかけていた自分たちを振り返るのだった。
本番の5人は、何かが吹っ切れたように全力でパフォーマンスしていることが伝わってきた。力強いラップも、どこか日本古来の祭りを彷彿とさせる大きな振りも。ここからKEY TO LITの時代が始まるのだという夜明けを感じさせる活気があった。
また、トークシーンでも佐々木大光が果敢にタモリに「キスがしたい」と近づき、出演者が一丸となって止めに行く場面も。そんな勢いを感じさせる舞台裏に、大倉の“KEY TO LITらしさ”を引き出すアドバイスがあったと思うと納得だ。
また、本番後には「リハより全然良かった」と声をかけてもらったという。それを「嬉しかった」と喜ぶメンバーたち。率直な助言をし、本番まで見届ける先輩と、その言葉を受け止めてステージに立つ彼ら。そんな先輩/後輩のつながりを感じさせる舞台裏エピソードが、ショーのスパイスとして効いてくるのだ。
山田涼介、中島健人、佐久間大介……舞台裏で届けられた言葉たち
さらに、猪狩蒼弥が本番の前後に中島健人、Snow Manの佐久間大介、また後輩ジュニアからも連絡がきたと報告。すると、岩﨑大昇もなにわ男子の藤原丈一郎からメールが届いたと続けた。大一番の舞台に立ち向かうKEY TO LITを、気にかけている人たちがいる。そうしたたくさんの連絡に対して、井上瑞稀は「会社で盛り上げてくれるって本当にありがたい」と喜びをあらわにした。
この盛り上がりはこの日だけにとどまらない。デビューが発表されると、さまざまなラジオ番組で先輩たちがKEY TO LITの話題に触れたのだ。SixTONESの田中樹は猪狩と、髙地優吾は中村嶺亜と、King & Princeの永瀬廉は佐々木と、それぞれ連絡を取り合ったという。なかでも印象深かったのが、Hey! Say! JUMPの山田涼介が井上の名前を出して、デビューを祝ったことだ。
山田に憧れてこの事務所に入った井上。当時、井上は8歳だった。それから、17年という長い年月をジュニアとして過ごしてきた。その始まりとなった憧れの先輩に、やっと掴んだデビューを喜んでもらえる。その関係性と流れてきた時間の長さを知るファンにとっては、ひときわ胸に響いた瞬間だった。
井上だけではない。KEY TO LITのメンバーが多くの仲間からこれほどデビューを祝福されるのは、全員が10年以上の歩みを重ねてきたから。幼い頃の姿を覚えている人もいる。デビュー間近だと囁かれたグループが解体することに、涙した人もいただろう。今回のステージには、そんな苦楽を肯定するだけのエネルギーが見えた気がした。
いくつもの縁に見守られた、最高の初披露
さらに、井上は生配信で、いろいろな縁で繋がった人々に見守られながら“最高の初披露”を迎えられたとも語っていた。今年歌手デビューした生田は、『ミュージックステーション』に出演する前、バラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)で音楽活動では5人を「同期」「ライバル」として語り、笑いを誘っていた。年齢も歩みも違うけれど、彼らの実力を知ればこそのユーモアだ。
また、『ミュージックステーション』の生放送中には、猪狩とスガ シカオで話が盛り上がったという話題も。以前、岩﨑とスガは音楽番組で「夜空ノムコウ」を歌唱したこともある。また、adieuとして出演した上白石萌歌とも、ドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で共演した岩﨑。ともに歌い、作品をつくった人たちが、この日のスタジオに多くいたのだ。
加えて猪狩は、aikoに挨拶をした際に『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)を「いつも見てます」と声をかけられたことも明かした。歌やドラマ、バラエティ。それぞれの場所で続けてきた活動が、この夜、ひとつのスタジオでつながった。KEY TO LITを囲んで、気づけばみんながひとつの輪になっている。それはデビュー曲が歌う“絆”を思わせる光景にも感じられた。
生配信で5人は、そんなデビュー曲の一節〈We dream キテルヤツ〉の「キテルヤツ」部分を、ほぼ「キテレツ」の発音で、ファンも一緒に叫んでほしいと話していた。先輩も後輩も、共演者も、そしてファンも、みんなで声をそろえて叫び、一緒になって盛り上がる。そんなステージが、これから何度も生まれていくのだろう。5人を囲む温かな輪に、また新しい誰かが加わっていく。あの夜の幸福感に包まれながら、KEY TO LITとみんなでつくる、そんな未来を思い描いた。
※1:https://www.youtube.com/watch?v=gNkYm0L1vI8