V6解散から5年 20th Century、森田剛、三宅健、岡田准一……6人のキャリアに息づく“アイドルの力”
森田剛、三宅健、岡田准一 それぞれが深める表現
Coming Centuryとして活動してきた3人も、それぞれの分野で活動を続けている。
森田剛は、V6時代から俳優として強い存在感を放ってきたが、それは今も健在。舞台作品に相次いで出演するほか、10月30日公開の新作映画『見上げてごらん』では主演の土屋輝一役を熱演。42歳の“万年マンガ家アシスタント”という役柄を、ビジュアルなどの役作りも含めてリアルに表現した演技に注目が集まっている。2016年出演の映画『ヒメアノ~ル』では、現役アイドルが狂気的な演技に挑んだという観点でも大きな注目を集めたように、森田の表現は、観る者の心に爪痕を残す重厚な作品の世界へと誘ってくれる。
三宅健は、ソロアーティストとして独自の活動を継続中。音楽だけでなく、バラエティ番組や俳優としての活動にも積極的だ。10月31日からスタートした石田ゆり子主演のドラマ『連続ドラマW マイ・スイート・ホーム』(WOWOW)にも出演し、中嶋朋子演じる榊秋絵の夫・佳彦役を演じる。また、以前より美容男子としても知られる三宅の美意識も健在。SNSでは「職業 idol」と記しているように、自身のInstagramにはフォトジェニックな写真が並んでおり、世の“47歳”というイメージを覆すがごとく、大人アイドルとしての道を歩んでいる。
岡田准一は、かねてから俳優としての道を歩んできたが、森田同様にさらに専門性を高めているのが特徴的だ。V6時代から「アクションといえば岡田准一」というほどに、アクションに力を入れてきた俳優のひとりであり、それは今も変わらない。Netflixシリーズ『イクサガミ』では、主演に加えて自身初となるプロデューサー、さらにアクションプランナーも担当するなど、俳優道をさまざまな角度から極め続けている。一方、バラエティ番組へも出演しており、レギュラー放送がスタートした『THE FLOOR』(日本テレビ系)ではMCを務め、『岡田准一とロバート秋山の今さらシロー!』(TBS系)ではロバート・秋山竜次とさまざまなロケに挑戦し、俳優とはまた違った側面からも楽しませている。
V6が幕を下ろしてから5年。6人の活動は、ひとつの記事ですべてを挙げきれないほどに広がっている。アイドルグループとしての活動には一区切りを付けたものの、それがキャリアの終わりではなかったことは、彼らの活躍ぶりに表れている。
アイドルは何だってできる、何でもやってのけるのがアイドルーー。“社歌”との呼び声も高い「Can do! Can go!」を筆頭に、V6時代に歌ってきた楽曲は後輩アイドルたちへと受け継がれ、いまなお瑞々しく響いている。歌にダンス、芝居、バラエティ、グループとして活動していくこと。彼らが10代の頃から積み上げてきたものがいかに大切で大きなものだったかをあらためて思い知る。
盤石なスキルを擁した上で専門性を突き詰める者もいれば、肩の力を抜いて活動を届ける者、バラエティで新しい顔を見せる者もいる。歩む道はそれぞれ違っても、その根にはV6として長い時間をかけて培ってきたものがあるのだろう。そんな生き方や彼らの姿勢から、いまなお教わることは多い。それぞれがこれからどんな歩みを見せてくれるのか、まだまだ目が離せない。