Mrs. GREEN APPLEサプライズ登場も SixTONES、EBiDAN、=LOVEら話題のアーティストが集結『MTV VMAJ 2026』レポート

 10月29日、東京ドームにてミュージックビデオの祭典『MTV VMAJ 2026』が開催された。本イベントは全米最大規模の音楽授賞式「MTV Video Music Awards」の日本版として2002年に誕生した音楽アワード。音楽シーンの多岐にわたる部門において最も優れた作品を発表する“ミュージックビデオの祭典”であり、今年は史上最大規模の東京ドームでの開催となった。昨今のJ-POPを盛り上げる様々なグループやアーティストが登場し、大盛況で幕を閉じた本イベントをレポートする。

 トップバッターとして登場したのはORANGE RANGE。「Best Revival Song」に選ばれた、誰もが知る名曲「イケナイ太陽」のパフォーマンスで会場のボルテージを一気に上げ、豪華な祭典に相応しい賑やかな幕開けを飾った。受賞については「この曲を出した頃はまだジャンルの壁があるような世の中だったんですけども、そんな中からずっと唯一無二を掲げてずっとやってきて、それがこういう形で自分達の想いも実ったのかなとそう思わせてくれるような賞です」と積年の想いをしみじみとコメントした。

 「Rising Star Award」を受賞したBMSG所属のSTARGLOWは10月26日にリリースしたばかりの最新曲「Slam Dunk」を披露。思わず身体が動くような攻撃的なビートに、捲し立てるような力強いラップと低音がよく響く実直なボーカルの緩急が心地よく合わさる。そして「Best Breakthrough Artist」を受賞した同事務所のMAZZELは黒のスーツで揃えたシックなスタイルで登場した。もどかしく変化する恋の模様を中毒的なサウンドに乗せて歌う「So Strawberry」を、個性溢れる8人の歌声でスパイシーにパフォーマンス。〈So Strawberryなkiss〉という歌詞に合わせメンバーが次々に投げキスを決め、歓声を誘った。パフォーマンス後の受賞時にはKAIRYUが東京ドームについて「本当に憧れの舞台なのですごく特別な景色で感動的でしたし、近い将来必ずまたこの地に立つので、その時に今日のこの景色を思い出せるのが楽しみです。最高でした」と前向きなコメントを残した。

 超ときめき♡宣伝部は「超最強」で「Best Buzz Video」を受賞。“推し活ソング”として制作した楽曲ということで、当日の観客の中にもそれぞれの“推し”を思い浮かべて聴いたことのある人が多かったのではないだろうか。ライブではこの曲に加えて「最上級にかわいいの!」「すきっ!~超ver~」の3曲を披露。眩しいほどに輝く笑顔とパワフルなボーカルで、ときめきがぎゅっと詰まったステージを魅せた。

 アイナ・ジ・エンドは「革命道中」で「Best Solo Artist Video -Japan-」を受賞。楽曲がヒットしてからは「ゲームセンターでUFOキャッチャーしてても聴こえてくるし、一人でラーメン食べてても聴こえてくるしで嬉しかった」と楽曲の広がりへの手応えを口にした。ステージでは表情や細やかな仕草まで様になる圧倒的な表現力とエッジの効いたハスキーボイスで唯一無二のステージを披露。続く「ルミナス - Luminous」では強気で緊張感のあった空気を少し変え、お茶目でチャーミングな笑顔を弾けさせるギャップで幅広い魅力を見せた。

 記念すべき15周年の今年、大きな飛躍を見せたEBiDAN(恵比寿学園男子部)は大流行の「Yes! 東京」が「Best Trending Video」を受賞した。景気よく前向きな歌詞とキャッチーな振付が多くの人々の心を掴んだこの曲。ONE N‘ ONLY・HAYATOはラスサビ前のセリフを「Yes! 東京ドーム!」とアレンジし、今日だけの特別なステージに華を添えた。また彼らは「Best Teen Choice Artist」にも輝き、ドラマ出演で話題のLienel・武田創世は「僕自身まだ高校2年生の17歳ですが、今回多くの10代の皆様がEBiDANを応援し、支持してくださったおかげでこのようなステージに立てています。これからも幅広い世代の皆様を元気付けられるような存在で在り続けられるように頑張ります」とコメントした。

 「Inspiration Award Japan」の受賞で登場したのはSPEED・島袋寛子。いつになっても色褪せない名曲「Body & Soul」をパフォーマンスした。エネルギッシュに踊りながら1人とは思えないほど豊かに響き渡る歌声を響かせ、圧倒的な実力と楽曲の力を魅せつける。パフォーマンス後には「30年前にこの曲でデビューさせてもらったんですけど、2026年にこの東京ドームでみんなとこうしてこの曲で1つになることができると想像してなかったので本当にありがとうの気持ちでいっぱいです」と感謝を述べた。

 「Best Producer」を受賞したのは指原莉乃。「東京ドームのステージに立つのが十何年ぶりで、メンバーに連れてきてもらえて本当に幸せです」とコメントし、プロデュースしている3組のアイドルグループの中から今回出演した≠MEと=LOVEの曲振りを担当した。≠MEは永田詩央里の“瞳のハイライト消し”が話題を呼んだ「愛くださいませ」でステージに登場。大人数ならではの細やかな歌割りとめくるめくフォーメーションによる緻密で繊細なパフォーマンスを魅せた。=LOVEは「Best Idol Video」を受賞した「とくべチュ、して」を含む4曲の豪華メドレーを披露。齋藤樹愛羅は「お姫様の作り方」にて「いつもイコラブを応援してくれるみんなも、今日初めて会えた皆さんも、みーんな、お姫様だよ♡」とキュートに呼びかけて会場を湧かせた。

 ライブのトリを飾ったのは2年連続で「Group of the Year」を受賞したSixTONESだ。受賞時にはジェシーがトロフィーをマイクのようにして話そうとするボケを炸裂させ、大きな舞台でもリラックスしている様子を見せた。一人ひとりの歌声をしっかりと聴かせハーモニーで魅了しつつ、「Dance Forever」では賑やかなサビで会場を揺らすなど、短い時間でも彼らの魅力がひしひしと伝わるパフォーマンスとなった。

 そして会場で発表された「Video of the Year」はMrs. GREEN APPLEの「Brand New」が受賞し、事前に発表されていた賞と合わせて最多・史上初の5冠となった。当日は自身のライブの都合で出演の予定はなかった3人がなんとサプライズで登場し、会場は観客のペンライトの光が緑一色に。パフォーマンスはなかったものの、会場に駆け付けた3人に大きな歓声が贈られた。2026年の音楽界を彩る多彩なアーティストが集結し、華やかな盛り上がりを見せた『MTV VMAJ 2026』。今年受賞したアーティストのさらなる飛躍を期待しながら、来年はどのように移ろっていくのか楽しみにしたい。

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