Snow Manは“5大ドーム”で何を更新してきたのか? 『RAYS』『ON』『ALL SUITE』に刻まれる規模拡大の3年間
10月30日、北海道・大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)からSnow Manの5大ドームツアー『Snow Man DOME TOUR 2026-2027 ALL SUITE』がスタートする。
Snow Manが初めて5大ドームツアーを開催したのは、2024年の『Snow Man Dome Tour 2024 RAYS』。以降、2025年の『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』、そして今年のツアー『ALL SUITE』と3年連続で開催しており、公演数も13公演、17公演、18公演と増加している。こうした大規模ツアーが3年連続開催されていることから、Snow Manにとって5大ドームという大舞台が、特別な挑戦から継続的な活動へと変化していると言えるのではないだろうか。
初の5大ドームツアーとなった『RAYS』は、5都市13公演で約61万5000人を動員。巨大なムービングステージや気球、ド派手な特効など、ドームという大舞台にふさわしいスケール感が印象的なツアーだった。ジュニア時代から考えると、Snow Manには長い歴史がある。その中で積み上げてきた歩みをドームという大きな会場で披露し、改めてファンへ自分たちの存在感とグループ像を見せた場だった。
また、同ツアーで携えた4thアルバム『RAYS』は「9人の“光線”が集まり、大きな光となって、もっと遠くまで輝き、Snow Manのその先の未来に向かって加速していく輝き」がコンセプト。ライブでもそのコンセプトを可視化したようなセットや演出があり、メンバーの絆やパワーのようなものもステージ上で表現されていた。
続くツアー『ON』は、5都市17公演で約78万人を動員。前年から公演数が4公演増え、動員規模も拡大した。2年連続で5大ドームツアーを開催したことは、そのインパクトにとどまらず、この規模の公演を継続できるグループであることを示したとも言えるだろう。また、5thアルバム『音故知新』を携えた同ツアーは、年代ごとにブロックを構成。まさに「さまざまな時代の音楽やカルチャーに触れながら、『もしSnow Manが歌ったら…』というテーマのもと、多種多様なジャンルの音楽をSnow Man流に表現」(※1)というアルバムコンセプトを昇華した内容であった。大規模会場で公演を重ねるだけでなく、作品のコンセプトをライブ全体に反映し、新たな表現を届ける。そんな歩みも同ツアーからは見えていた。
そして、3年連続の5大ドームツアーとなるツアー『ALL SUITE』は、5都市18公演を予定。『RAYS』と比べると5公演増えており、同じ5大ドームという形式を維持しながら、ツアーの規模をさらに拡大している。この変化の要因のひとつとして考えられるのが、Snow Manの集客力だ。今回のツアーでは、5都市のうち3都市で4日連続の公演が予定され、平日公演も複数組まれている。こうした日程で大規模なツアーを開催できることからも、グループの動員力の大きさが窺える。また、ライブチケットの入手が難しい状況が続く中、公演数を増やすことは、より多くのファンがライブに参加できるようにという計らいでもあるのではないだろうか。
もちろん、ツアーの規模は集客力だけで決まるものではない。会場の確保や運営体制、開催にかかるコストなど、さまざまな条件が重なって実現するものだ。それらを踏まえても、3年連続で5大ドームツアーを開催し、公演数を増やしていることは、Snow Manが進化し続けていることを示すひとつの材料と言えそうだ。
初の5大ドームに挑んだ『RAYS』、継続を示した『ON』、そしてさらなる公演数の拡大に踏み出す『ALL SUITE』。3つのツアーから見えてくるのは、ドームに立つこと自体の特別さに加え、その規模の公演を毎年の活動として積み重ねていくSnow Manの歩みだ。大舞台への挑戦から、大舞台を毎年の活動として積み重ねる段階へ。それこそが、Snow Manの現在地なのだろう。
※1:https://mentrecording.jp/snowman/onkochishin/