Snow Man、なぜアルバムが100万枚売れ続ける? B'zと並ぶ連続記録、初週ミリオンを支える“期待”の積み重ね
10月7日にリリースされたSnow Manの6枚目のアルバム『AMENITY』が、「オリコン週間アルバムランキング」にて初週売上101.4万枚を記録し、5作連続で初週ミリオンを達成した(オリコン調べ/※1)。アルバム5作連続での初週ミリオンは、B'z以来26年7カ月ぶり、オリコン史上2組目となる快挙。さらに、1stアルバム『Snow Mania S1』から、ベストアルバム『THE BEST 2020 - 2025』を含む7作連続で累積ミリオンも達成し、自身の持つ「1stアルバムからの連続累積売上100万枚超え作品数」の歴代記録も更新している。
こうした数字からは、Snow Manの人気の大きさが窺える。なぜ彼らはアルバムをリリースするたびに大きな売上を記録し、ミリオンを達成し続けられるのだろうか。
そもそも、初週ミリオンを5作連続で達成していることは、作品をリリースするたびに多くの購買行動が生まれていることを示している。加えて、1stアルバムから累積売上のミリオンを継続している点も、一時的な話題性だけでは説明しきれない。グループそのものへの関心が大きく、それが長期にわたって維持されていることも、記録を支える背景にあるのではないだろうか。
その支持の接点を広げる一因として考えられるのが、メンバーそれぞれの幅広い活動だ。バラエティ番組はもちろん、映画、ドラマ、舞台、アニメなど、さまざまな場面で活躍する姿を届けているSnow Man。音楽活動に限らず、それぞれの個性や能力を活かして多方面で存在感を発揮することで、グループを知るきっかけや、関心を持ち続ける理由が生まれる。作品のリリース時期だけにとどまらず、日常的にメンバー9人の誰かに触れる機会があること、ファンとの接点を作れる間口の広さも、Snow Manならではの強みと言えそうだ。
さらに注目したいのが、アルバムの作り方だ。Snow Manはこれまで、作品ごとに異なるコンセプトを掲げ、グループの魅力を多角的に提示してきた。1stアルバム『Snow Mania S1』ではグループの魅力を打ち出し、2ndアルバム『Snow Labo. S2』ではバラエティ豊かな楽曲を通して多彩な表現を提示。3rdアルバム『i DO ME』ではSnow Manらしさを追求し、4thアルバム『RAYS』では未来へと躍進する力強さと輝きを表現した。さらに、5thアルバム『音故知新』では、さまざまな時代の音楽やカルチャーをSnow Man流の表現へと落とし込んだ。
そして今作『AMENITY』では、架空のホテル「HOTEL ALL SUITE」を舞台に、メンバーが案内人となって聴き手を非日常の世界へと招き入れるというコンセプトが設けられている。楽曲でもホテルのさまざまな場所を描き、作品全体で一つの世界観を形作っている。
さらに、そのコンセプトは映像やビジュアルにも波及しており、音源だけでは完結しない楽しみも。初回盤A、初回盤B、通常盤で収録内容が異なり、MVやユニット曲、企画映像、ボーナストラックなど、音源以外にも複数の楽しみ方が用意されている。楽曲を聴くことはもちろん、コンセプトを味わい、ユニットごとの表現を楽しみ、映像やビジュアルを通じて作品世界に浸ることもできるというわけだ。こうした多面的な体験を作品ごとに提示してきたことが、アルバムを手に取る動機のひとつになっているのではないだろうか。
5作連続初週ミリオン、そして7作連続累積売上ミリオンという記録。その背景には、幅広い活動を通じてグループへの関心を持続させる力と、アルバムごとに新たな楽しみ方を提案する作品作りがあると考えられる。
これまでの作品のなかでも『AMENITY』は、ホテルというコンセプトが楽曲から映像、ビジュアルまで一貫してつながる作品だ。100万枚という数字はファンダムの大きさを物語る一方で、作品が出るたびに「今回はどんなSnow Manを見せてくれるのか」と期待させ続けてきた積み重ねの結果でもある。音源を手に入れること以上に、一作ごとに用意された新しい体験を受け取る。その期待を更新し続けていることこそ、Snow Manの“アルバム”が今も100万枚規模で求められる理由のひとつなのだろう。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2485967/full/























