井上和、『千と千尋の神隠し』千尋役抜擢 生田絵梨花、奥田いろはから続く乃木坂46の舞台への挑戦
井上和が挑む『千と千尋の神隠し』、新たな舞台へ
一方、井上の舞台経験としては、2024年の『乃木坂46"5期生"版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』がある。「Team MOON」のセーラームーン/月野うさぎ役を務め、同期とともに舞台を作り上げた。『セーラームーン』は、2018年に山下美月や井上小百合、2019年には久保史緒里もセーラームーン/月野うさぎ役を務めた乃木坂46ゆかりの舞台だ。
今回の抜擢が注目を集めるのは、井上にとって個人として初の舞台出演であり、オーディションを経て決まった配役だからだ。本人によれば、オーディションではジョン・ケアードと交わした会話の多くが乃木坂46での活動についてのものだったという。「歌って踊ることが大好き」と伝えると、その場でパフォーマンスを求められ、「Same numbers」を披露。さらにジョン自らが体を動かして千尋の心情を表現し、演技について指導してくれたことも明かしている(※1)。グループのステージで磨いてきたものが、舞台の世界へ踏み出すきっかけにもなったようだ。
乃木坂46でセンターを務め、多くの観客の前でパフォーマンスしてきた井上だが、舞台ではひとりの人物の感情や成長を、物語を通して表現することが求められる。これまで培ってきた表現力が千尋を演じる上でどのように活かされるのかにも、期待したいところだ。またジョンは、生田が出演を重ねてきた『レ・ミゼラブル』の世界初演で潤色/演出を担当した人物でもある。生田の代表的な出演作と井上の新たな挑戦に、こうした接点があるのも興味深い。
こうした活躍を振り返ってみて興味深いのは、ミュージカルという場所で、乃木坂46のメンバーたちはアイドル活動の延長としてではなく、それぞれがひとりの“俳優”として実績を積み重ねていることだ。井上はこれまでの先輩たちが築いてきた実績に、新たな1ページを加えることができるのか。井上にとっても、乃木坂46にとっても、注目すべき挑戦となるだろう。
※1:https://www.tohostage.com/spirited_away/cast.html#cmt_inoue


























